えんぱいあな日々(本編) 第五百九十一話 This game 前編 その11
真理愛:
あ~疲れた…
すみれ:
お帰りなさいませ真理愛様。
ご飯にします?お風呂にします?それとも‥す・み・れ?
真理愛:
今日マリ、ララとシンディーの部屋で寝るから。でわ!
すみれ:
なんで、ここまで頑張って誘ってるんだよ?お兄ちゃんならイチコロだよ?
それと、その可哀そうなモノを見るような目は何よ!
真理愛:
マリは剛史お兄ちゃんじゃないし。何その裸エプロンメイドって…恥ずかくないわけ?
すみれ:
恥ずかしいよ!
真理愛:
普通の服に着替えて。でないと本当に出て行くから。あとご飯は?
すみれ:
着替えるから出て行かないで。 デリバリをお取りしてあります。
真理愛:
お~うな重弁当じゃない♪ いただきます!
すみれ:
召し上がれ。お飲み物は何にいたしますか?
真理愛:
冷たい緑茶かウーロン茶、あったよね?
すみれ:
緑茶缶があります。
真理愛:
じゃあそれで!
すみれ:
畏まりました。
真理愛:
ふぅ~お腹いっぱい! お待たせしました甘えていいよ~どうぞ~!
すみれ:
うぅ~真理愛ぁ~…。
真理愛:
よちよち~♪ どうしたの? 別にこちらの仕事しなくても、電脳空間内の整備の仕事
はしてるだから不満はないでしょ。そのこの世界では脳を休める!
そういうヴェルさんの話だったじゃない。
すみれ:
そうなんだけど‥‥すみれはこの世界では真理愛と一緒に仕事したいの!
真理愛:
気持ちは解らなくないんだけど、今あっちの世界。スプロール内が大変なんでしょ?
今日、模擬戦見るのに郁恵達と愛里栖も来てたじゃない? それで話になってね
ルゥナも花恋もスプロールに行って仕事できるのに、マリ達はあっちの世界の知らない。
仕事のお手伝いとかはともかくとして、どんな世界でみんなが仕事しているのか、その世界もすみれ達は守ってるんだから…知りたいってね。
すみれ:
そうか…真理愛達は見たこと無いんだよね。
すみれ:
そうだよね。今後の計画の事を考えると真理愛達にも知っておいて貰った方がいいよね。
やり方によっては真理愛達を連れていけるかも
真理愛:
あの…Drフィッツジェラルトや優樹子ママさんが改造するとかはちょっと…
すみれ:
そうじゃない。すみれが管理しているAVARONGRIDをつかえばログインできるの。
権限としてはデメテル大使が許可をすれば入国滞在許可は貰えるし。ロンゴミリアド事体が
スプロール内外での保安業務を受託しているから。
すみれ:
真理愛はすみれ達のも一つの現実世界を見てみたい?行ってみたい?
真理愛:
それは出来るなら見てみたいし行ってみたい!
すみれ:
わかったロンゴミリアド隊員のスプロール・オリュンポスGRID連合の視察の為の公用査証を出してもらえるように明日デメテル大使に相談してみる。
真理愛:
うんお願い。 公用査証、ビザだね。本当に国なんだね。
すみれ:
そうオリュンポスGRID連合は連合といってるけどこちらでいう複数の国の連邦なの。 スプロール内には大小沢山の国があるの。その中の2つのGRID。ウーラノスGRIDとAVARONGRIDがすみれのGRID、国でこれは、そのオリュンポスGRID連合に属している。
真理愛:
ふ~ん…まあそれは視察をするときに説明受けるわ。見ながら、体験しながらの方がわかると思うし。
すみれ:
そうだね。
真理愛:
まあ視察旅行かな?の事はすみれに任せるから、今夜の所はお風呂入ろうか? 沸いている?
すみれ:
当然沸いております保温状態にしておりますよ真理愛様。
真理愛:
行こう♪
その12へつづく