えんぱいあな日々(本編) 第五百九十ニ話 This game 後編 その1
アトロポス:
私も私が生まれた使命を果たす事にします…
アトロポス:
生命の糸を切り冥府に落としても、この𒀭(アヌ=天)の戦士の全滅を防ぐが我の務め!
𐎡𐎥𐎠𐎼𐎡𐎶𐎠!
(イガリマ!=魂を切り刻む翠の大鎌!)
アストライアー:
!!
ニケ:
古代ギリシャ語じゃない何語の制御術式?
イリーシャ:
古代ペルシャ語に似てるけど違う、もっと古い?
アトロポス:(エレシュキガル )(注)
𐎥𐎠𐎲𐎠 !
イガリマ(鎌形のデバイス(注2):
Drive Ignited!
注:エレシュキガル (𐎼E𐎿𐎹𐎢𐎣𐎡𐎥𐎠𐎽 )
メソポタミア神話に登場する冥界の女神。名前はアッカド語で「冥界の女王」を意味し、
「日没するところの女王」とも称される。
冥界神の祭儀の中心地である「クター(Cuthah)を主な信仰地とし、クタの守護女神を任されていた。
一般的にはシュメール名である「エレシュキガル」と呼ばれるが、他のシュメール名ではニンキガル、またアッカド名では「アルラトゥ」と読まれることもある一方で、神話によっては「イルカルラ」や「ベリリ」であるなど、名前の表記が様々である。
注2:イガリマ(𐎡𐎥𐎠𐎼𐎡𐎶𐎠 )
古代メソポタミアのニヌルタと同一視されたキシュ市の都市神ザババの持つ二振の武器のうちの一振の名でもある。
もう一振の名は、同じくニンギルスの息子で長男でもある「シュルシャガナ」。
(ニンギルスもまたニヌルタと同一視されている、故にニヌルタ=ニンギルス=ザババとなる)
アトロポス:
己が姐、エレシュキガル の名において命じる! 使命の為に力をかせ!
来たれ我が妹 𐎡𐎿𐎹𐎢𐎫𐎠𐎽(イシュタル )
アストライアー:
イーリス!ニケ! 下がりなさい! イシュタルが顕現すると己らなど消滅する!
ニケ:
アトロポスちゃん…貴女…何者なの?
イリーシャ:
エレシュキガル‥‥イシュタル‥‥まさかスプロールを支えるプラットフォームコアGRIDの電脳意識体?、制御電脳神…?
アストライアー:
意識波に飲まれてわたくしの声が届いていませんか…。 いたしかたない! フォチュナーProtection!
フォチュナー(双刀):
Verstanden! Verteidigungsbarriere!
(了解!防御結界)
アストライアー:
来ましたわね、𒀭𒈹(イナンナ)(注)の片方の破片!
ぐをおおおおお!
アストライアーの前方で光と障壁が衝突する音
注:イナンナ(シュメール語: 𒀭𒈹、翻字: DINANNA、音声転写: Inanna)
シュメール神話における金星、愛や美、戦い、豊穣の女神。
別名イシュタル。ウルク文化期(紀元前4000年-紀元前3100年)からウルクの守護神として崇拝されていたことが知られている(エアンナに祀られていた)。
シンボルは藁束と八芒星(もしくは十六芒星)。
聖樹はアカシア
聖花はギンバイカ
聖獣は「ライオン」
その名は「nin-anna」(天の女主人)を意味するとされている。
ウルクにあったイナンナのための神殿/寺院の名は「E-ana」(エアンナ、「天(アヌ)の家」あるいは「天(アンナ)の家」の意味)であった。
イナンナのシュメール語の別名は
「nin-edin」(「エデンの女主人」)、
「Inanna-edin」(「エデンのイナンナ」)であった。
彼女の夫であるドゥムジのシュメール語の別名は「mulu-edin」(エデンの主)であった。
アッカド帝国(en)期には「イシュタル」(新アッシリア語: DINGIR INANNA)と呼ばれた。
イシュタルはフェニキアの女神アスタルテやシリアの女神アナトと関連し、
古代ギリシアでは「アプロディーテー」と呼ばれる
ローマの「ヴィーナス」と同一視されている。
アストライアー:
イシュタル!(注)
注:イシュタル(Ishtar)
シュメール神話に登場する豊穣神イナンナの系譜と地母神の血を引く、
メソポタミア神話において広く尊崇された愛と美の女神。戦・豊穣・金星・王権など多くの神性を持つ。
神としての序列が非常に高く、神々の始祖アヌ・神々の指導者エンリル・水神エアを3柱とする、シュメールにおける最上位の神々に匹敵するほどの信仰と権限を得た特異な存在
アトロポス:
アストライアーは一族の掟を破り我が主、アヌ(天)を天秤にかけた!
アストライアーは今、義姉ラケシスをアヴァターラ(化身)とし位相ラインを使ってこのGRIDに干渉している! その位相ラインを切断しアストライアーの干渉を防ぎます、妹よ手をかしなさい。
アトロポス:
イシュタルどうしたの? なぜ動かないの…? ラケシス姉さまをアストライアーから取り戻さないとアヌが危ないの。私一人だとアストライアーの位相ライン切れないし。お願い手伝って
ぶぅん!
アトロポス:
!?
その2へつづく