えんぱいあな日々(本編) 第五百九十一話 This game 前編 その14
梨音:
たしか優音お姉さん今夜はお泊りコースの予約が入っていたのでは?
優音:
そうだったんだけど、サービスしてる途中にお客様に緊急のお仕事が入ってしまって今さっき急遽送り出した所なの
梨音:
なるほどだからここに居たんですね。深夜の呼び出しか…お客様も大変だ。
優音:
それで「梨音ちゃん」はそんな寂しそうな顔して深夜にお散歩とかどうしたの? 話せる事ならお姉さんが聞くわよ。
梨音:
寂しそうな顔してます?
優萌:
うんとっても。そして疲れてるかな。ほら話しちゃいなさいよ。
梨音:
・・・いや子供ぽいとは思ってるんですが・・・実は…
梨音:
・・・そんな感じでして。子供でスイマセン。
優音:
なるほど‥クロトちゃんと向日葵ちゃんが仲良くしすぎちゃて寂しいと。向日葵ちゃんクロトちゃんの事大好き可愛いって公言してたから~♪クロトちゃんも向日葵ちゃんの事大好きって感じみたいだし♪
梨音:
クロトは梨音のメイドなのに向日葵のメイドみたいに、それでずっと一緒にいて、クロトも向日葵様~ってベタベタ甘えてて…梨音はご主人様だからクロトの前ではちゃんとしてないといけないのに・・・ぶつぶつ‥
優音:
くすす♪ 梨音ちゃんは向日葵ちゃんやクロトちゃんみたいに自由人じゃないからね。もっと気軽にすれば良いのに。
梨音:
向日葵とクロトが自由人‥たしかに…
優音:
そういう事なら、今夜はこのお姉さんが夜伽して朝まで胸に抱いて寝させてあげるからそれで元気になって♪
肩に手を回し自分の胸を梨音の腕に押し付ける優音
梨音:
はぁっ? 夜伽?
優音:
梨音ちゃんお姉さん魅力的じゃない? お姉さんの胸で蕩けてみたくない? お姉さんは梨音ちゃんの好みのタイプじゃないのかな? 梨音ちゃんが時々お姉さんの事をそういう目で見てるの知ってるのよ? これでもエスコートメイドだしそういう視線はすぐ解るのよ?
梨音:
ごくっ・・・そっ・・・それは…みっ・魅力的デスケド・・・優音お姉さんとても好みの女性ですし…それはタイプですよ? そうじゃくて…イヤイヤ・・・うちのクラブのトップエスコートメイドですし‥甘えてミタイデスケド…あのだって・・・優音お姉さんはマリエットお姉ちゃんのメイドですよねぇ…あの‥
優音:
マリエお姉ちゃんが篠山家のメイド秘書を続けている間は私は梨音ちゃんのクラブのEHDEN所属で篠山家のメイドの資格があるんだけど。 ねえ「ご・主・人・様」
耳を髪の上から手でさする優音
梨音:
あうっ・・・耳はちょっと…それはあくまで、「籍」という事でして…
優音:
それに私は今夜は朝までお客と一緒なはずだったのに‥よって人肌が恋しいの。マリエお姉ちゃんは疲れて寝てるだろうし起こしたくないし。
梨音:
疲れている…まあマリエットメイド秘書は忙しいですからね・・・梨音がオーナー権限停止されているので負担がかかってるの原因ですが…。
優音:
よってエスコートメイドとしてご主人様に夜伽を求めます。 向日葵副メイド長の許可も事前にもらってますし。良いですね?
梨音:
えぇ~…梨音に拒否権は無いんですか? それ優音お姉ちゃんがエッチしたいだけですよね?
優音:
向日葵ちゃんからどう説明されました?
梨音:
…ご主人様は…メイド皆の…共有物…
優音:
そうです♪ さあ行きますよ。
梨音:
・・・はい…うぅ…
優音:
はい到着♪ 今日はほとんど使ってないから綺麗だから。
梨音:
着いてきちゃった‥‥土足厳禁なんですね
優音:
床クッション敷にしてもらってるから、ソファーにでも座って
梨音:
はい…。
優音:
店長は優音がお部屋で朝まで預かりますでご心配なく。向日葵ちゃんへメッセージ送信♪
梨音:
!?向日葵? メッセージ? 向日葵から…今夜はお楽しみなんですね? 朝まで寝るからもう連絡しないで・・・以上…えっ?
優音:
あっ向日葵ちゃん起きてたのね~♪ はいはいお預かりします♪っと送信!
梨音:
ひぐっ!?
梨音:
優音お姉さん何て事を…なぜ向日葵に…
優音:
内緒にしたら怒るわよ…彼女。 こういうのはどうどうとしないと。
梨音:
拷問部屋…焼きゴテ…
優音:
くすすっ♪ ご自分のフリーメイドと夜伽するだけでそんな事、向日葵ちゃんしないわよ。内緒にしたら怒るかもだけどね
梨音:
どうだか・・・
優音:
もうこの子は…
優音:
うぅ‥‥
梨音:
ううっ! うぅ…ごくごく・・うっ!
梨音:
げほっ・・・はぁ…はぁ…優音お姉さんコレって…
優音:
梨音ちゃんにはまだ大人の味すぎたかしら? 飲みやすいワイン選んだつもりだけど。
梨音:
お酒は‥‥イケナイと思いますけど…
優音:
梨音ちゃんオーナーとメイドの特別権限があるから法律上はエンパイアクラブ内なら問題ないわよね?
梨音:
そ…そうですけど…あと‥その…
梨音:
カラダがなんか…熱く‥もしかして‥
優音:
うちのクラブで許可されている安全なお薬だから、ちょっと元気になるだけ♪ 店長なんだから知ってるわよね?
梨音:
速攻性興奮剤…ひぐっあんっ! あとお酒の匂いで・・…あんっ!
優音:
耳を軽く撫でただけそんな声出しちゃって‥可愛い♪ ほらもうちょっとだけ飲もうか…
梨音:
はぁあ・・・はぁあ‥・・・はい…
優音:
さあ蕩けさせてあげるから、ベッド行こうか。それとも~もうここでしちゃう? 梨音ちゃんももうお風呂入ったよね?
梨音:
はい…今夜はお風呂もう入りました…ベッド行きたいです‥
優音:
うん解った。 行こう。
その15へ続く