えんぱいあな日々(本編) 第五百九十一話 This game 前編 その17


ルゥナ:
優音お姉さんを梨音ちゃんの正式な妾にしたいと?

梨音:
はいそうです。

アリエル:
まあ、どうしましょう…

アリエル:
マリエットメイド秘書、向日葵さん、クロートーさん、どういう事ですか? わたくし状況が呑み込めないのですが‥

マリエット:
・・・‥‥

向日葵:
あの梨音、落ち着きましょう…

クロートー:
そうですよ、ご主人様は昨晩、優音さんと夜伽しただけですよね? 

ルゥナ:
梨音ちゃん、優音お姉さんと夜伽したの?

梨音:
はい。昨晩、梨音は自分で思ってたより精神的に疲弊していたみたいで、それを察した優音お姉ちゃんは夜伽をして元気づけてくれました。よってご主人様として責任を取らないと!

優音:
責任とか取らなくて良いから…

梨音:
優音お姉ちゃん、そういう訳にはいきません!

アリエル:
ほう。 優音さんは店長の事、召し上がったと?

優音:
…はい…美味しく頂きました…。

クロートー:
向日葵様、どうするんですか! 二人だとご主人様の方が夜伽で気をつかちゃって癒せないから優音お姉さんに癒してもらうだけじゃ無かったですか? こんなの聞いてないですよ・・・

向日葵:
梨花の時は自然に夜伽してたからご自分のメイドを抱くのもう気にしてないと思ってたんだけど・・・

クロートー:
たしかに梨花もそう言ってましたよね?

向日葵:
なぜ側室に入れて責任を取るとかになるかしら‥‥

マリエット:
店長は、いやご主人様はご自分の権限で私のシスターの優音を奪いたいと言うのね。

梨音:
そんなつもりは…

ルゥナ:
マリエットメイド秘書、そんな言い方は…

マリエット:
そう? ご自分の側室に入れるということは、ご自分の力で部下の恋人を別れさせ、ご主人様の愛人として独占するという事。まあ私は今の所はこのEHDENと篠山家のメイド秘書だからご主人様の命令に従うしかないけどね。

クロートー:
優音お姉さんは良いんですか? お姉さまのマリエットお姉さんと別れて…

優音:
マリエお姉ちゃんの言う通り、ご主人様のご命令なら仕方ないですし。

向日葵:
梨音。梨音は優音お姉さんを独占したいわけじゃなくて時々夜伽してもらって甘えさせてもらいたいダケですよね?

梨音:
そうだよ! 優音お姉ちゃんを独占したいとか、マリエットお姉ちゃんから奪いたいとか思ってませんよ!

クロートー:
デスヨネーご主人様!

ルゥナ:
なら店長専用の予約枠とかをとって、後は普段はお泊りのサービスが入ってなければ

マリエット:
普段は優音は私と寝てるわけだから、まあ店長が甘えたい時は優音に直接言って好きにして良いわよ。 優音は優音で自由だから。

アリエル:
それでよろしいですかね? 店長、優音さん。

優音:
私はそれでかまいません。

梨音:
はぁいっ! それでお願いいたします!

ルゥナ:
梨音ちゃんこれで良いかな?

梨音:
はい!

アリエル:
でしたらそろそろメイド長会議をしたいので、降りるついでに美奈総務部長と美亜料理長に声をかけて下さらないかしら?

梨音:
はいわかりました、クロートー行こうか!

クロートー:
はい、でわ本日はクラブカリブルヌスで行われるスプロール地上世界準備局の仕事の打ち合わせに顔出してきます! ご主人様に運転手さんしてもらいますぅ!

マリエット:
二人とも行ってらしゃい。

優音:
すみれちゃん達によろしく伝えてね。

クロートー:
はいっ!

マリエット:
優音、向日葵さん。 二人とも何をやってるんですか? 二人の事だから一回エスコートメイドに手を出せば他のエスコートメイドにも手を出して研修も手伝ってくれるかも? とか思ってたんでしょ? 焦りすぎです。 店長はあれで堅物よ? そんな簡単じゃないわよ。それに私に何も相談せずに…

向日葵・優音:
申し訳ありません!

ルゥナ:
ルゥナが女の子も相手にできれば…

アリエル:
それは好みの問題なので仕方ないかと‥それをいったら花恋さんの方が…エリシアとクリスお姉さんが許さないのが問題ですし…。

ルゥナ:
梨音ちゃん昨日までと比べて雰囲気変わったというか、ちょっと元気が戻ったみたいな? さすが優音お姉さんです。

優音:
はい、なんか一晩私に甘えてすっきりした感じだと言ってました。

向日葵:
本当にありがとうございます。

マリエット:
まあ優音に甘えて元気が戻るならそれはそれで良いんだけど…。梨音ちゃんあれで自分で疲弊しているの自覚がないタイプだから。

アリエル:
時々で良いのでこらからも店長の事よろしくお願いいたしますわ

優音:
私でお役に立てる事なら喜んで。 それに梨音ちゃんに甘えられるの嬉しいので…役得です。

向日葵:
これから一緒に梨音の事を支えて下さい優音お姉さん。

優音:
はい、梨音ちゃんだけじゃなく向日葵ちゃんもクロトちゃんもいつでもお姉さんに甘えていいのよ? 今度は四人でしちゃう?

アリエル:
優音さん三人とも食べる気満々ですわね…

優音:
くすっ♪ だってみんな可愛いんだもん♪

マリエット:
優音…まあ良いけど。四人まとめて私のシスターにちゃおうかしらね。

アリエル:
マリエットさんまで…百合5Pですか‥冗談になりませんわよ…。

マリエット:
本気だし!

アリエル:
頭痛いですわ…


その18へ続く