えんぱいあな日々(本編) 第五百九十ニ話 This game 後編 その3

 
凛空:
ここがニケの故郷・・・スプロールのメインフレーム。星界

ニケ:
メルクリウス凛空様! そしてアポローンお兄ちゃん!

凛空:
ニケ来たよ。 それで呼び方名前が長いよ。それにその恰好‥ビキニアーマ-エロい?でもない? お兄ちゃん十分その恰好のニケはエロイ、可愛い素晴らしいって、鼻伸ばして喜ぶこと? 

それでお兄ちゃんはアポロンなんだよね? 太陽神だよね? 電脳神とはいえなんで真っ黒な服なの? えっと本当の姿になると眩しくて周り者の迷惑になるから普段は黒い服なの? あと他にも意味があるの?・・・ふーん・・・

アトロポス:
シャマシュ()お兄ちゃん! アポローン様ってシュマシュお兄ちゃんの事なの? 俺が来たからもう心配はイラナイって? うん! お兄ちゃんが来たならどんな事でも大丈夫だよね!

凛空:
その明らかにお兄ちゃんが好きそうな子は誰? なでなでしてるし… それにお兄ちゃん…まさかこの世界での妾とか? ニケ以外に…

ニケ:
アトロポスちゃん、お兄ちゃんと知り合いなんですか?



注:シャマシュ( 𒀭𒌓,Shamash,šamaš)
メソポタミアの太陽神。シャマシュはシュメール・アッカドにおける数多い神々の中でも特に、天空のアヌ(シュメール名:アン)・大地のエンリル(シュメール名:ヌナムニル)・深淵のエア(シュメール名:エンキ)を3柱とする「大いなる神々]」の序列に属する有力な神の一角であったとされる。
偉大でありながら人間にとっては身近な神であり、古代メソポタミアでは守護都市であるラルサとシッパルを越え広く崇拝された。それはシャマシュが、多様な神格を宿していたことに由来する。

〇正義の神
第一の神格は、シャマシュは正義を司る法と裁判の守護神として崇められ、「真実と正義の主」「天と地の裁き主」「運命を決する方」などの添名で呼ばれていた。バビロニアでは、シャマシュよりハンムラビ法典がハンムラビに与えられたとされる説話も残されている。

〇生者を守る神
第二の神格は生者の守護神とは冥界神と同義であるが、冥界神と言っても罪人を裁くためにあるいわゆる地獄に居るような恐ろしい神のことではない。
諸説ある古代メソポタミアの宇宙観の中で有名なものに、世界を天・地・地下に三分し、地下を更に深淵と地下世界に二分した内の最下方、そこに死者が行きつく場所(すなわち冥界)を配していた、というものがある。
冥界は生前の行いの善し悪しに関わらず、死者となれば皆一律に行けなければならない暗く乾燥した世界であるが、シャマシュはそうした冥界を「照らす」ことで、地上を脅かす地下世界の悪霊などを制御すると信じられていた。
冥界の諸霊に起因する疫病や災厄からの救いを願うアッカド語の祈祷が、シャマシュに最も多く捧げられていたのはこのためである。シャマシュは夜を西の果てで過ごすというが、一説によればその場所がまさに冥界であった。夜になると冥界を照らして生者を護る一方、昼には地上を照らし万物を見通すとされた。

〇双子の妹イナンナと、妹エレシュギガル
イナンナとは双子の兄妹。
イシュタルの姉に当たるエレシュキガルとも兄妹であるが、双子ではない。

〇配偶神アヤ
配偶神はアッカドにおける暁の女神「アヤ」(注2)、女祭事(神官)はギルガメシュの母ニンスン。


注2:アヤ
アヤ、アイア。A-aあるいはAyaで「天の妻」。アッカドの太陽神であるシャマシュの配偶女神で、セム系古来の暁の女神、豊穣女神。古くは、アッカド王朝時代の人名にも見られる。
シッパル及びラルサのエバッバル神殿において、夫シャマシュ神とともに祀られており、シッパルではシャマシュとアヤの聖婚儀が知られている。

彼女のシュメールの前任者は、シャマシュの同等のウトゥの妻であるシェリダでした。
彩は朝の光と昇る太陽と関係がありました。この役割で、彼女は「モーニングメーカー」と呼ばれていました

彼女のもう1つの主要な機能は、彼女の形容詞kallatum(「花嫁」、「義理の娘」)に例示されているように、神の花嫁の機能でした。シャマシュの妻​​として、彼女は美しさと魅力の縮図と見なされていました。 ShamashとAyaは、碑文で最も頻繁に一緒に呼び出される神のカップルであり、AdadとShala、EnkiとDamkinaがそれに続きます。アヤはまた、人間の信者に代わって夫に執り成しをするために一般的に呼び出された。

アヤはシャマシュの妻​​と見なされていたため、両親のスエンとニンガルの義理の娘とイシュタルの義理の妹でした。彼らの娘は、夢の女神であるマム(またはマムド)とキトゥム(「真実」)でした。

Joan Goodnick Westenholzによると、太陽神のもう1人の子供と彼の妻はIshumでした。しかし、スダイ(アヤの称号、「黄金の輝き」)とシュド(シュルッパクの守護神、ニンリルと同等)の間の混乱のため、後者は単一の神話のテキストでイシュムの母親であると言われていました。 Manfred Krebernikは、SudとSudaĝが混同したり同期したりするのではなく、互いに混乱しているだけだと想定しています。

メソポタミアの外では、アヤは「アユイカルティ」という名前でフルリ神話に組み込まれました。

アトロポス:
ニケ様、知り合いというか実の兄です…。 お兄ちゃんをニケ様が知っているとはびっくりです。 

ニケ:
えっ・・・実の…

凛空:
兄?

アトロポス:
お兄ちゃんこのお綺麗な方は? お兄ちゃんの妻? 第一夫人? お兄ちゃん結婚したの? 地上世界で? 凛空メリクリウス様 ほぅ… あっ! そうだねちゃんと挨拶だね。

アトロポス:
あの初めましてお義姉(ねえ)様、妹のアトロポス・エレシュキガル ・モルタと申します。 よ、よろしくお願いいたします! いつも兄がお世話になっております。 私も不束者ですが今後は義妹(いもうと)として兄共々よろしくお願い申し上げます!

凛空:
お兄ちゃん…冗談じゃなく本気(マジ)?  妹的な関係じゃなくて…? 義理の妹でもなく…? 

ニケ:
この世界で生まれた実の妹。 本当の事だと…。アトロポスちゃんが…

イリーシャ:
あの皆さま、我が主だとしてもそろそろマズイかと! お話は後でゆっくり!

凛空:
イリーシャちゃん?

アトロポス:
あっお兄ちゃん!お義姉様! イシュタルを助けてぇお願いします!

凛空:
あっそうだね! うんここに入る前に説明された通りにヤル! お兄ちゃんとお姉ちゃんに任せて! お兄ちゃんやろう!

アストライアー:
シャマシュ殿! アレースの介入ラインが特定できたと? もうよろしいのですわね! 下がりますわよ!

お兄ちゃん:
!!

shoot!!!!!!

イシュタル:
?!!!!!!!!!!!!

アストライアー:
シャマシュ殿! アレースからの介入モジュール命中確認ですわよ! 
メリクリウス殿お願いしますわ!

凛空:
よっしゃあ! お兄ちゃん位相ライン受け取ったよ! 演算衛星フルパワー! 解析開始!


その4へ続く