えんぱいあな日々(本編) 第五百九十四話 in Perfect 後編 その1

 
SE:
カランっ(昔の喫茶店に良くあるドアベル)

ミーナ:
喫茶店、カフェより落ち着いた雰囲気ですね。昔のドラマに出て来そうな

すみれ:
そうね。

すみれ:
マスターこんにちわ。

マスター:
すみれちゃんいらしゃい。 お兄ちゃんのお使いかい? 剛史くんが凛空ちゃん達とまた喧嘩したのか?

すみれ:
いえ、大丈夫です。喧嘩してません。今日はすみれはお使いじゃなくて、お茶を飲みに来ました!

マスター:
そうか! それは嬉しい。 その子はメイドの後輩かい?

すみれ:
そうです

ミーナ:
ミーナと申します!

マスター:
ルミエールへようこそ、古臭い店で悪いな。 テーブルへ座って座って

すみれ:
はい! マスターいつものセットを二つお願いします。

ミーナ:
凛空ちゃんとか剛史くんって言ってましたけど、それって凛空様とオーナー様ですよね?

すみれ:
うんここはお兄ちゃんと凛空様が通っている喫茶店ですみれも実家へのお土産など良くここの買いに来るというか、買いにこさされるというか‥

お兄ちゃんや鹿苑寺お兄さんや山科のお兄ちゃんが学生時代から通っているお店なの。
瑠莉閣下や詩織さんも日本にもどるとかならず寄るんだって。

ミーナ:
おーー

すみれ:
その目的が…

マスター:
凛空ちゃんのどんな怒りも治まるルミエール特製アップルパイとブレンドコーヒーのセットお待ち!

ミーナ:
パイの生地が金色に輝いてます! 美味しそう!

すみれ:
美味しそうじゃなくて、滅茶苦茶美味しい! マスター頂きます!

ミーナ:
頂きます!

マスター:
ごゆっくり♪

ミーナ:
ふぅああぁ‥何コレ! 幸せぇが脳天に上がっていく! 美味しいとかの次元を超えてます!

すみれ:
解るよミーナくん! すみれも始めてお兄ちゃんにココにデートで連れて来てもらって食べた時にその状態になった!

ミーナ:
この世のモノとは思えない美味しさ! 幸せが! ここにあります!

すみれ:
幸せを味わうが良い!

ミーナ:
はぁいっ!

ミーナ:
気付いたら食べ終えてた…味の分析とか全然してない…メイドとしてこれは失格…完全敗北…まさに駄メイド…

すみれ:
くすすっ♪ また今度連れてくるから♪

ミーナ:
はい、お願します。 これは連れて来てもらわないと…決してパイを食べたいからダケじゃないですからね…

すみれ:
くすすっ♪ はいはいっ♪

ミーナ:
次はどこに行くんですか?

すみれ:
えっとミーナに付き合って欲しい所があるの!

ミーナ:
はいお供しますよ~♪

ミーナ:
アミューズメントセンター?

すみれ:
そう! こっちこっち!

すみれ:
たしかこっちにあったはず!

ミーナ:
…(ご主人様と手握ってる‥‥嬉しすぎる)

ミーナ:
プリクラ?

すみれ:
あのさ‥‥ミーナ…すみれとプリクラ撮ってくれるかな?

ミーナ:
別にかまいませんけど? 一緒に撮ればよろしいんですね。

すみれ:
やったぁ!

ミーナ:
これくらいでフレームに入るかと…

すみれ:
こんな感じかな?

ミーナ:
でわおします!

すみれ:
でへへっ! 自分のメイドとプリクラ! 夢がかなった! ミーナありがとう!

ミーナ:
喜んでくれたなら嬉しいです…ちょっと恥ずかしいですけど…



その2 へ続く