えんぱいあな日々(本編) 第五百九十三話 in Perfect 前編 その11
梨乃:
篠山梨乃です…よ…よろしくお願いします…ひぃ…
女学生A:
篠山って…
女学生B:
あの梨乃奥様? 本物?
梨乃:
ひぃっ!
先生:
こら騒ぐな。 篠山は特殊な事情でこれが初めての学園生活になる。
みんな支えてあげて欲しい。 篠山、窓際の奥から二番目の席だ
梨乃:
はっ…はぁいぃっ!
梨乃:
(小声)みんな学園でもよろしくね‥
綾子:
(小声)来れて良かったね♪
ひなた:
次は、梨音先輩とするプレイはどんなのが好き?
梨乃:
プレイ? 綾子、プレイって何?
綾子:
こういうセクハラな質問には黙秘権があります。
梨乃:
セクハラ? ということはエッチな質問?!
皆:
あははっ!(笑)
フレデリカ:
ひなたぁ~♪ 容赦ないな~
ひなた:
だって梨音先輩の奥様だし! シテる事は確定している! 読者には知る権利がある!
梨乃:
ノー…ノーコメントでお願いします!
皆:
あははっ!(笑)
ひなた:
取材協力ありあがとう。 それでそちらから新聞に書いて欲しいこととかある?
梨乃:
はい! まず専属メイドの受け付けやクラブの加入などは梨乃は受け付けておりません。
どうしてもという方はうちクラブのメイド秘書に相談して下さい。あと恋人やシスター、妾なども受け付けておりません。トモダチとしてならOKです。 あと、自分付きのメイド以外からは様とか奥様とか言われたくないので「梨乃」と呼び捨てでお願いします。 と言えと言われました。
フレデリカ:
梨乃、最後のは余計。 ひなたその部分はカットで!
ひなた:
うん解った!
皆:
あははっ(笑)
スザンヌ:
梨乃大使、取材お疲れさまです!
梨乃:
チヌ~…緊張で吐きそう…
綾子・ミーナ:
よくがんばった!
フレデリカ:
これやっとかないと大変になるだろうからね‥‥うちのご主人様みたいに…
蘭子:
まあ全部が止まるわけじゃないだろうけど、結構人数は減ると思うし。警備担当として助かる!
梨乃:
優萌小隊長! じゃなかったクラス委員長! あの次の休み時間に…
優萌:
頼まれてた件ね良いよ。
ミーナ:
がんばってね
梨乃:
うん! コレは梨乃が自分でしないとイケナイ事だから。がんばる! 優萌よろしくね
優萌:
うん!
梨緒:
だから私にエステル評議会議長の補佐メイドなんて無理ですって。料理とか執務補佐とか向いてませんし‥そもそも私に何か向いている物があるかどうかさえ判らないけど。 それにメイド学校にも行ってませんし。
マリアンヌ:
私が気にったんだから良いの! ご主人様は説得するから!
綾愛:
奥様が言えばエステル様は何でも言う事聞きますので。それにメイド技能はどうにかなりますよ
梨緒:
メイド技能はどうにもなら無いと思いますよ? なんせ評議会議長の補佐ですよ?
綾愛:
でも今研修しているクラブには残れないんでしょ? どっかには行かないとイケナイわけですし
マリアンヌ:
よって私が面倒観るというかうちのご主人様の補佐として欲しい!
小桃:
二人ともエステル議長に強制命令とか出させないでね。
綾愛:
それは最後の手段で、最終決定事項になるんで
穏空:
エンパイアクラブオーナー連合評議会議長に強制命令を出せる事が出来るってある意味最強メイドだよな。
未来:
エステル議長マリアンだけじゃくて綾愛にも激甘だからね…
SE:
ガラ!
梨乃:
た…頼もうぉ~!
優萌:
道場破りじゃないんだから。みんなお疲れ
梨緒:
優萌と…梨乃様‥‥
綾愛:
お疲れ様です!
マリアンヌ:
ついに学園に来たか! 我が宿命のライバル! 梨乃!
小桃:
何か宿命のライバルよ、昨晩三段コンボで瞬殺されてたじゃない。
綾愛
ちょっと…調子が悪かっただけだから!
梨乃:
マリアンは梨乃の敵じゃない。
マリアンヌ:
言わせておけば! その鼻、次は圧し折ってやるわよ! あのステージが悪かったの! 次は勝つ!
穏空:
次も瞬殺される方にアイテムカプセル一個賭ける
未来:
それで小隊長、本日はC組に何用で?
優萌:
いや私というより梨乃が梨緒に用事でね。
梨乃:
梨緒、今の研修が終わったら梨乃付きのメイドになって!
梨緒:
えっ 梨乃様の? それって梨乃奥様付きメイドということですか?
梨乃:
そう! 梨乃は梨緒の事がメイドとして欲しい!
マリアンヌ:
ちょっとまったぁ! 梨乃貴女、今日学園来たばかりで! 何言ってるの!
梨緒は私が先に唾つけてるの! うちのご主人様の補佐メイドに誘ってるの!
綾愛:
これは楽しくなってきましたね!
その12へ続く