えんぱいあな日々(本編) 第五百九十四話 in Perfect 後編 その2
ミーナ:
これでご飯とおかずが分けられる!
すみれ:
何かプレゼントしてあげるといったら、すみれのお弁当箱と保温調理鍋が欲しいとか…
ミーナ:
ご主人様のお弁当箱は毎日使うし! それにこの買って頂いた保温調理鍋すごいんですよ! 夜にいれとくとじっくりと余熱で火が通って! それにブランド品ですし! 安物じゃないですし! 初デートの最高の記念のプレゼントです! ありがとうございますぅ!
すみれ:
そうね。喜んでくれているのはわかる…アレだけデパートの理器具売り場で目をキラキラさせてはしゃいでのはニケくらいしか見た事ないし。
すみれ:
そろそろ夕食にしたいんだけど、食べれそうかな?
ニーナ:
デパートではしゃいだので結構お腹空いております!
すみれ:
すぐ近くだから行こう。
ニーナ:
はい!
ニーナ:
白森駅のこちら側ってホテル街なんですね。 ご休憩…ほう…
すみれ:
もうちょっとだから! そっちじゃない、こっち!
ニーナ:
こんな所にうなぎ屋さんですか?
すみれ:
うなぎ食べれる?
ニーナ:
日本のうなぎも大好物です。
すみれ:
うなぎは英国でもフランスでも食べるものね。
ニーナ:
料理の形態は違いますが。英国はゼリーですし。
親方(店主):
おっすみれちゃん! いらっしゃい! あっすみれちゃんはもう失礼か花路オーナー様だったな♪
すみれ:
いえすみれちゃんでいいですよ商会長さん。
ミーナ:
商会長さん?
すみれ:
ここの親方さんは白森・白富商工会と観光協会の会長さんなのです偉いのです♪
ミーナ:
ほう~。あっ すみれご主人様付きの専属メイドのミーナと申します。お世話になります。
親方:
すみれちゃん付きの専属か! これからよろしくなミーナちゃん。
ミーナ:
凛空様のポスター? エンパイアビール?
すみれ:
エンパイアクラブと地元の観光協会が協力して創っている地ビールってやつだね。
親方:
ここの観光大使を凛空ちゃんがやってくれてるのさ!
ミーナ:
ほう~メイドが観光宣伝ですか?
すみれ:
メイド自体の広報宣伝にもなるしね。
ミーナ:
今エステル議長がやっている活動ですね。
すみれ:
それでうな重膳とやきとりお任せで!
親方:
あいよーすぐ焼くからな!
ミーナ:
うわーーこんな豪華なお料理の本当に頂いて良いのかな?
すみれ:
毎日美味しいお弁当作ってくれているミーナへのお礼だから食べて!
ミーナ:
でわ遠慮なく頂きます!
すみれ:
召し上がれ♪
ミーナ:
ご馳走様でしたぁ美味しかったです♪
すみれ:
それは良かった
ミーナ:
ご主人さまと一緒にいるのが余りにも幸せすぎて…明日からどうしよう‥‥
すみれ:
また二人でデートすれば良いじゃない?
ミーナ:
でもご主人さまがお忙しいのは一番私が知ってます。それにご主人様は真理愛様やメイドみんなのものだし…
すみれ:
それは否定はできないけど…でもミーナのものでもあるし。
ミーナ:
それに…いっかい手握ってもらってから、我儘言って…腕まで組ませていただいたのは嬉しいですが…離れたくない…
ミーナ:
もう一回我儘言ったなので…もう一個だけ…ご主人様に我儘言います。
あの・・・今夜はお屋敷に帰りたくないです。 みんなのご主人様に戻したくない‥せめて今日だけ明日の朝まで‥私だけのご主人様で・・・
すみれ:
やっぱりそう来ますか…
ミーナ:
ダメですか?
すみれ:
お店の場所がいけなかったか‥‥
でも明日学園あるし…お泊まりというわけにも‥‥
ミーナ:
‥‥‥‥(ぎゅっとすみれ腕に両腕でしがみ付いて止まる)
すみれ:
お泊まりならどうせ連絡はしないといけない…その時に明日の準備を頼めば…
下着はそこのコンビニで売ってるの知ってるし‥‥う~ん…
すみれ:
あのさ、この珈琲男でアイスコーヒーでも…ほらうなぎと焼き鳥食べて口の中が油ぽいし・・・
ミーナ:
ご主人様、ホテルの中でも飲めますよ?
すみれ:
ミーナさん、攻める時は攻めますね…
その3 へ続く