えんぱいあな日々(本編) 第五百九十三話 in Perfect 前編 その6
凛空:
みんな待たしちゃってゴメン。
すみれ:
それは良いんですが、凛空様お仕事は? 大丈夫なんですか?
凛空:
今日の分の仕事は全部終わらせたから。
舞子:
ゴメンネ二人を巻き込んじゃって・・・
ミーナ:
気にしないうちのご主人様の事でもあるんだし
アンジェラ:
そうそう。それよりこの部屋って新婚の部屋みたい。他のお部屋と雰囲気が違うね
ミーナ:
そうだね。
すみれ:
ほう…仕事を本日の仕事全部終わらせた・・・そうですよね総務部から他全ての事務処理まで全部終わって無いとメイド長の仕事は終わりませんよね・・・それを凛空様お一人で・・・ほう…
アンジェラ:
クラブ本日分の事務処理を全部?
凛空:
凛空はズルなんかしてないよ・・・
すみれ:
フロリー
フロリー:
はい我が主(あるじ)。脳疲労度イエローってとこですね。
すみれ:
やっぱり解析衛星使って‥‥桃子お姉さんから禁止命令が出ているのに、報告させて頂きます。 使い過ぎで負荷がかかってるって言われているのに…もう…
舞子:
解析衛星?
凛空:
厳しいな…
凛空:
そこに座って。 すみれはいつものだよね? 冷蔵庫入ってるから。 凛空はクッキーまだあったよね…
すみれ:
はい凛空さま、畏まりました。 みんなはオレンジジュースで良いかな?
舞子:
はい。 ではなくて私が‥
フロリー:
舞子、良いからすみれ様にやらしてあげて。実家に居る間だけはすみれ様はお兄ちゃんと凛空様のメイドに戻れる貴重な時間だから。ごめんね。
舞子:
いえ‥わかりました。
空:
あのすみれさん、すみれさんに相談もなく、手をだしてしまい…その…
すみれ:
別に構いません。すみれはもう凛空様の専属メイドではなくなって・・・カリブルヌスのオーナーしてますし…補佐メイドとしてはすみれより舞子の方が向いてますし。
お話をきくと舞子の方からお兄ちゃんではなく凛空さまの専属メイドとしてお仕えしたいと言って受け入れたんですから…別にすみれに許可をうんうん言う資格など…
フロリー:
言う資格なんか無いですよね~我があ・る・じ。 ご自分の専属メイドをつくるのに凛空様の許可はおろか事後報告も最近はしてませんよね?
凛空:
あっそうだ一回も相談されたことない
舞子:
そうなんですか?
すみれ:
ぐぎぃぃ!
フロリー:
あれだけメイドの求愛を受けて専属メイドにしたあげく~さらに良い女となれば自分のメイドにしようと狙って…
すみれ:
な‥‥ナンノコトカナ~すみれ~ワカラナイナ~
アンジェラ:
ご主人様が滅茶苦茶焦ってるぅ♪ 可愛い! し…失礼しましたぁ♪
ミーナ:
メイドの求愛を受けてご主人様の専属メイドに…私とかでもチャンスありますかね?
フロリー:
それはうちのクラブのメイドなんだし誰でもあると思うけど…
フロリー・舞子・凛空:
えっ?
アンジェラ:
そうだって、ミーナがんばれ!
ミーナ:
あの! ご主人様‥好きです…一目惚れでした。 最初はとてもカッコ良い、メイドの先輩だと思って…シスターになれたらといいなってすぐに思って・・・でもあとからご主人さまってきいて・・・ミーナは戦えないから…。聞いていたエリート部隊の隊長をしているような軍人のご主人様じゃお手伝いできないかなって…目の前真っ暗になって・・・
フロリー:
本気(マジ)?
アンジェラ:
本気(マジ)です。 実は一昨日の夜から慰めるの大変で・・・
ミーナ:
説明でご主人さまはご自分の専属メイドとしか夜伽とか恋愛とかの相手にしないと聞いていたんですが‥‥今のお話だと求愛をして気にいってくださったら…私も相手の一人にしてもらえたらいいなと…ついてまわってちょっとしたお手伝いするとか。
先ほどの凛空様とご主人様の感じとか、とてもステキで…ああなれたらメイドとして幸せみたいな…何いってるんだろう‥ご主人様はメイドの先輩じゃないのに。
フロリー:
お…おう…
舞子:
わかる! メイドの理想の関係だよね! ご主人様というよりステキなメイドの先輩なんだよね! それをお手伝いしたいみたいな!
ミーナ:
うんそう・・・胸がきゅーーて。ご主人様みてるだけで心臓がどきどきして‥‥
フロリー:
うわ‥‥完全に恋するメイドの顔してる。これは‥‥ご主人様、凛空様・・・
ミーナ:
ミーナじゃ‥‥ご主人様付きの専属メイドとか無理でしょうか? お傍に置いて時々相手にしてくれるだけでも私は幸せなんで。 ダメでしょうか?
アンジェラ:
この子はとてもマジメな良い子ですちょっと思い込みが激しい所がありますが、長年の親友の私が保証します。
舞子:
戦闘とかは無理ですが、メイドとしての気遣いや普通のメイトしての執務の補佐の能力は高いです。炊事洗濯お話相手夜伽までこなせます。ご主人様付きの補佐メイドとしてお勧めです。 親友の舞子としても保障します!
凛空:
すみれ、メイドは怖いよ。ご主人様が食べる物、飲む物、着る物、触れる物。 いくらドラックスタビラザーがあったとしても完璧ではないの。 わかるね?
フロリー:
あの…命があるものは回復させることは出来ますが無いものは衛生メイドのフロリーは保証範囲外ですから
すみれ:
基本はOKなんだけど、すみれの専属メイドにするには、真理愛やウリエルメイド長や祥子メイド秘書の許可がいるんだ。相談してみるね。
凛空:
凛空もすみれと一緒にミーナちゃんの事を真理愛を説得したりウリエルさんや祥子ちゃんに推薦するから
舞子:
凛空さまありがとうございます。お願いします。
フロリー:
良かったね…(苦笑)
ミーナ:
はい! ありがとうございます。
アンジェラ:
ミーナ良かったね!
すみれ:
凛空様も押し切られたんですね…まあミーナは可愛いし真面目だし。 うちの部隊で戦うわけではなく、補佐メイドとしてなら‥
凛空:
そう特に今回は友人周りの連携が強い。 舞子はさっきみたように補佐としてマジメだし・・・可愛いとおもうし。
でもごめん一人で執務室で仕事してると寂しいのは事実なの…あと最近お兄ちゃんも忙しいし。穏海は澄の部屋から帰ってこないし。
でもすみれの代わりではなくて、すみれはすみれ、舞子は舞子だから
すみれ:
解ってます。 舞子の事は許しますから…良い娘みたいだし
その7へ続く