えんぱいあな日々(本編) 第五百九十四話 in Perfect 後編 その8

 
SE:
パンっ!パンっ!パンっ!パンっ!

SE:
パパパパパパパパパパパ!(フルオートの連射音)

梨緒:
これ本当にジャムらないのかな? 
まあ支給品だしこれでヤるしかないけど・・・
心配だな‥‥

綾愛:
‥‥

アンジェラ:
・・・(梨緒・・・普段と雰囲気が全然違う・・・アンタ何者?)

ミーナ:
これがエンパイアクラブミリタリアの隊員証と特殊免許

綾愛:
橋本シスターズでない舞子達までミリタリアに志願する必要は無いと思うけど特殊免許は便利だけどね。

舞子:
凛空様をお守りするのに少しだけでもお役にたちたいのです。すみれ様の代わりにとはまったくなりませんが…

アンジェラ:
けっこう重い

梨緒:
予備のマガジンと弾も入っていますので。アンジェラのチップ認証がケースの鍵になっています。 そのケース自体がガンラック、保管庫にもなりますよ。

アンジェラ:
なるほど・・・

舞子:
あの梨緒、随分大きい荷物だね…それ何?

梨緒:
何と言われましても、ウェポンケースとコンバットスーツのトランクですが。

舞子:
コンバットスーツ・・・というと優萌達が着てるアレ?

梨緒:
はい。まあ私のはフライトユニットは無いので高機動飛行戦闘は出来ないですけど。

ミーナ:
フライトユニット、飛行戦闘・・・

綾愛:
フライトユニットが有ればできると‥やっぱり貴女そうなんだ・・・それは奥様が梨緒を欲しがるわけね…

永遠:
はーいみんな、次は正規の護衛メイド用のメイド服が出来ているのでそれを受け取って着替えましょう。
まあデザインは今まで着ていたメイド服と変わらないんだけど、防弾ファイバーが織り込まれている最新式よ。軽いし。

絵里奈:
その後は支給する車両を受けとって君達がミリタリアのメイドとして在籍する事になるロンゴミリアド本部に着任に行くわよと言っても、ミーナやアンジェラのクラブの中だけどね! さあ各員荷物もって移動開始!

アンジェラ:
おぉ~カッコイイ!

ミーナ:
やっぱりこういうクルマですよね、解ってた‥‥

綾愛:
ブツケたらどうしよう‥‥車庫入れ怖い・・・

梨緒:
かわいいクルマ。でもフィアットでこのサイズってあったけ? アバルトでもないし。 ミニクーパーと同サイズ? オリジナル車両?

舞子:
これって凛空様が見せて下さった写真にあった、お兄ちゃんと凛空様が乗ってたおクルマだ!

みんなの車両は新たに開発された新型の偏向リフレクターリアクターエンジンを搭載した新たに作った完全オリジナル特殊車両よ。補佐お仕えする主人様やクラブに合わせたデザインになっています。 サイズも取り回しが良いようにだいぶ小さい。居住性は犠牲になっているけど!

舞子:
デザインだけで別の車なんですね

永遠:
それでは絵里奈さんの車両に安全運転でついてきてね。ゆっくり走ってもらうから。 絵里奈絶対に飛ばさないでね私が乗ってますから。

絵里奈:
解っているって。 みんな行くよ! いざカリブルヌスへ!

ミーナ:
どう運転できそう?

アンジェラ:
うんAURORAのドライブサポート使えるし自動運転もあるし、ゲームのクルマより楽!

ミーナ:
そうなんだ。私はご主人様の「あのクルマ」だから。

アンジェラ:
ニューロリンクが使えるならミーナなら‥‥

アンジェラ:
クルマで戦闘するわけじゃないしね?

ミーナ:
運転できるだろうけど、あのクルマに乗ったら私、また飛びたくなると思う。

アンジェラ:
えっ? だってミーナはもう「戦いたくない」んでしょ? ペニーさんも無理して戦う必要無いってあれほど念を押してたでしょ? 普通のメイドとしてお仕えすれば良いって。 アタシはミーナが飛べなくてもメイドとして一緒にずっといるよ? 他にペア組みたくないし。それに今はウリエルお姉さまもいるし幸せだし。 アタシの事は気にしないで。

ミーナ:
‥‥そうじゃないの‥‥

その9 へ続く