えんぱいあな日々(本編) 第五百九十四話 in Perfect 後編 その9
SE:
コンコン
優萌:
どうぞ!
梨緒:
橋本梨緒特務中尉並びに
ミ-ナ:
ミーナ・エルレア中尉
アンジェラ:
アンジェア・モヒラ特務少尉
綾愛:
橋本綾愛曹長
舞子:
一ノ瀬舞子特別隊員、出頭いたしました!
梨緒:
着任の許可をお願いします!
綾愛:
え゛っ? 梨緒が特務中尉? ミーナが中尉? アンジェラが特務少尉?
アンジャラ:
ミリタリアに入隊したら復隊扱いで欧州軍に居たときの階級にされた。
舞子:
そんなに驚く事なの?
綾愛:
うん最低でも士官学校出でよほどの戦果が無いと‥‥ようは軍隊だと超弩級のエリート
舞子:
えっアンジェラ達が?
梨緒:
何をやってるんですか、総隊長と小隊長の前ですよ。
綾愛:
あっスイマセンでした!
すみれ:
本当は拒否したいけど、超絶不本意だけど、いたしかたなく、着任を許可します…
優萌:
ご主人様、何ですかそれ・・・まあみんな、楽にして座って話そう。 ご主人様も座ってくださいね。
SE:
ガンっ!(すみれがテーブルに突っ伏す)
梨緒:
あの優萌小隊長殿、特務中佐殿はどうされたのですか?
優萌:
精神的なダメージを立て続けに受けて‥‥あの口調なんだけど作戦行動中以外は学園と同じでお願いします。優萌は何か学園でも小隊長って言われているからそれで良いけど、ご主人様は、すみれ先輩でいいから。 あと優萌が代わりに説明するから
梨緒:
わかった。
アンジェラ:
やはりこうなりますか…
優萌:
うん警護訓練までしてたの知らなかったしね。あと舞子もミリタリアに志願するとか…
ミーナ:
まあ舞子はご主人様があこがれになっちゃいましたから…
優萌:
それを自分のせいだと・・・それに今さっき・・・
優萌:
フレデリカがご主人様に主計班からロンゴミリアド飛行隊へ転属願いを出してね
ミーナ:
やはりフレデリカってパイロットメイド。それもSランクオーバーの。
アンジェラ:
でも何で今さら? 主計班でしたよね?
優萌:
やはり二人にはわかるか。それは北欧戦線の撃墜王だもんね
綾愛:
北欧戦線の撃墜王?
梨緒:
この二人は退役する前は「雪空の怪鳥」という畏怖名がある対地対空の戦闘攻撃機乗りだったの。
舞子:
そんな事知らなかった。
ミーナ:
退役して普通のメイドになるためにメイド学校行ったから…。
優萌
昨日ね、うち部隊に新しく配備された、F14XX(ダブルエックス)というフルニューロリンク制御偏向電離リフクレクターリアクターエンジン搭載のリフクレクタークラフトリアクタブル翼戦闘攻撃機を見た瞬間に「これならご主人や優萌のチカラになれる」と言い出して・・・昨晩もうフロリーとフレデリカで大喧嘩して・・・大変だったんだよ・・・最後はメイドの意思だからってフレデリカが押し切ったけど。
ミーナ:
フルニューロリンク制御偏向電離リフクレクターリアクターエンジン搭載リフクレクタークラフトリアクタブル翼戦闘攻撃機‥‥
アンジェラ:
ナビゲーターは誰が?
優萌:
ルフィナ先輩がするみたい。
優萌:
それで配属だけどこのメンバーに小桃と蘭子を加えて優萌小隊内に警護班という班を新設してそこに所属してもらう。 隊長は最上位階級が梨緒だけど復隊してすぐは不安だろうから副長を蘭子にするので行けるでしょ。
梨緒:
それならばどうにかなるかも?
優萌:
軍隊未経験の舞子を中心に副長と相談して訓練をしてあげて。訓練のスケジュールは各クラブの調整をして。訓練も業務の中だから融通はしてくれる事になっている。
梨緒:
わかった。
舞子:
お願いします…
ミーナ:
小隊長、その班への配属をお受けする前に、小官とアンジェラにそのF14XXという子を拝見させて下さい。小隊長より小官の方が階級が上なので意見具申する権利があると考えます。
アンジェラ:
そうなるか…
優萌:
やはりご主人様の予想通り…わかりました。空母EDEHNに実機が一機あるので優香閣下に連絡しとくから行ってきて。
ミーナ:
ありがとうございます。 特務少尉行きましょう。
アンジェラ:
は~い。 みんな行って来る。
その10 へ続く