えんぱいあな日々(本編) 第五百九十ニ話 This game 後編 その16
アトロポス:
イリーシャ様を・・・お慕い申しております。 大好きです…愛してます・・・
アトロポス:
私は・・・自分の使命が大嫌いで許せませんでした。
もし星界が危機になるような事態だと判断すると私の手で多くの電脳市民の命を殺戮しなければならない。もしかしたら大好きなクロト姉様やラケシスお姉ちゃん‥‥最愛のイシュタルまで自分の手に掛けなければいけないかもしれない。そんな恐怖にずっと囚われて生きていました。
しかし私はその使命を遂行することには疑問を持ったことはありませんでした。
アトロポス:
でもイリーシャ様は自分の使命に疑問をもち、本来は滅ぼすべき人々を少しでも残す為に、スプロール全体からみたら一部である星界だけを滅ぼすことで、スプロールの人々も地上の人々も生き残れる道を自分のマスターであるアストレーアー様に答えてました。
そして主の星乙女さまは、全体を見て臣下であるイリーシャ様と本来は邪魔した私を助け、使命から私が自分で逃れるすべを示してくれました。
あとイリーシャ様はことあることに私を気遣ってくれて・・・優しく微笑んでくれて‥元気づけてくれて・・・大切にしてくれて・・・どんどん好きになりました。
それに地上にはあんなステキなニケお姉様がいるのに私を邪魔にせず側に置いてくれて・・・
アトロポス:
もう私はイリーシャ様がいないと生きていけないです・・・お付き合いしてください。恋人にして下さい。一生一緒に居て下さい。 私の全てを貰って下さい。 ・・・抱いて下さい。
イリーシャ:
そうか・・・ありがとう。
アトロポス:
・・・うぅ…ちゅ…♪
アトロポス・イリーシャ:
!?!!
梨乃:
お姉ちゃんがキスしてる…
アトロポス:
イシュタル!
イリーシャ:
この子が? 梨乃?
梨乃:
はい、橋本・イシュタル・梨乃です…貴女は? アトロポスお姉ちゃんの恋人さん?
イリーシャ:
うん、イリーシャと申します
アトロポス:
イシュタル? イシュタルとしての記憶がもどったの? それより何でここに? 病室にいるんじゃ…
夢結:
捕まえた!
梨乃:
シマッタっああああ!
エミリー:
神妙にしろこのお転婆娘!
梨乃:
離せこの白き死神と黒き猟犬!
夢結:
手間かけさせやがって! こら暴れるな!
病室抜け出しやがって! ほら戻るぞ!
その17へ続く