第五百九十五話 Shining SOUL その12


ミーナ:
弊GRIDを中心にガロー・ディーヴァ・ローカGRID連邦の樹立を目指したいと?

ヴィシュヌ:
そうですわ

ミーナ:
ご主人様、今のディーヴァローカは連合ですよね? 連合と連邦ってどう違うんですか?

すみれ:
実は明確な違いというのは決まって無いないだけど、行政・司法・外交などをばらばらに行うのが連合。一か所にまとめて行うのが連邦。オリュンポスは「連合」と言っているけど現在アルカディアのメガロポリスに行政機関をまとめて、連邦制に移行中だからそれと同じような感じにヴィシュヌ殿たちもしたいんじゃないかな?

ティシュタル:
なるほど。でも中心はうちである必要は無いのでは?

梨音:
ここが首都になっていれば、まさかうちが攻め込むことはないからな。なあインドラ殿。

ミーナ:
なるほど…

インドラ:
首都がオリュンポスとの窓口になっていれば前回のような事態になることも今後は無いだろう。
それにこう明言しておけばマティー殿がこのGRIDを整備しなおし各地にちっている元住民や移民者を受入れ連邦特別区に相応しいGRIDにするまでオリュンポス連合が侵攻の牽制となり他の勢力からの攻撃を牽制できる。

ミーナ:
お話を聞いた通りなら地上世界と同じで血の気の有り余っている者達が多いですからね…

ヴィシュヌ:
それに、このGRIDを立て直し発展させた先に何があるのかを決めておき民に示す事は大事だと思いますわ。

ティシュタル:
たしかに民の士気もあがり、帰還者や入植者も集まりやすいと思います。

ミーナ:
それに大国二国間の貿易拠点となれば経済効果は莫大なもになります! 商人達の投資も受けやすいと思いますし。

ヴィシュヌ:
現在の連合の元老院にマティー殿も参加しておりますし、特別区の行政権は保持したままとなりますので発言権も大きくなります。 軍事のインドラ、司法と調整のわたくし、統治のマティーとなれば理想なのですが。それを目指したいと思います。 

その為にこのGRIDを導いて下さい。盟友アフラ・アールマティー殿

ミーナ:
はい。

インドラ:
ヴィシュヌ様、マティー殿も長旅で疲れております。本日の所はもどりましょう。

ヴィシュヌ:
そうでした…こういう所がわたくしは。 マティー殿、ティシュタル殿 まだ本当はまだお話したいですけど…

インドラ:
ヴィシュヌ様! また来れば宜しいじゃないですか? 連合内はポータルですぐなのですし

ヴィシュヌ:
また来ますのですわ!

ミーナ:
此方の方からもお伺いいたしますので!

ティシュタル:
本日はありがとうございました。

ヴィシュヌ様:
でわ皆様、ごきげんようですわ! 転移ですわ!

幸:
私達も本日は戻りますが、支援できることはなんでもしますので何でも言ってね。

フロリー:
「コレ」置いていくけど、女官とか絶対に気をつけてね。大丈夫かな…何かったらすぐに遠話を! 飛んでくるから!

すみれ:
何で気を付ける必要が‥

ミーナ:
ご主人様、ご自分の胸に手を当てて考えてみて下さい。

梨音:
女官だけじゃなくティシュタル殿、貴女も甘言に惑わされないでね、コレ邪神だから喰われるよ。

ティシュタル:
邪神!

幸:
くすすっ♪

梨乃:
梨緒怖くない?

梨緒:
いえとても楽しいです!

ヴァルマ:
ここでいったん停止!

ヴァルマ:
センパイ! お待たせしました! 庁舎内の見学と基本説明、梨緒のデバイス受け渡しは一通り終了いたしました。

レスフィーナ:
ご苦労様。

梨乃:
レスフィーナ先輩、お邪魔しております!

梨緒:
レスフィーナ先輩?

レスフィーナ:
二人とも良く来たわね。

梨緒:
その制服ってことは先輩もここの職員さんなんですか?

梨乃:
それもとても優秀なの! 若手のエース!

ヴァルマ:
私の直属の上司になりますレスフィーナ上級監視官殿です!

レスフィーナ:
食事しながらでごめんね、朝からずっと指揮所詰めで食べてなくて。

レスフィーナ:
まずは梨緒、コアGRIDというより私の職場の印象はどうかしら?

梨緒:
すごい所ですね…正直に言うと目を回してます。

レスフィーナ:
それはそうよね♪


その13 へ続く