第五百九十五話 Shining SOUL その13

 
ミーナ:
ナンデコンナコトニ…ご主人様、私の気持ち解りますか?

すみれ:
とっても良く解るよ!

パリー:
お帰りなさいませ、マティ-様。
あの…このパリ-は…何て言ったらいいか…

ミ-ナ:
あっ貴女は?

パリー:
貴女様、アールマティー様付きの専属侍女をさせて頂いております。神殿神官見習いのパリーと申します。
お力が顕現され地上世界の肉体と融合した影響でこちらの世界の以前の記憶が無くなったと聞いております。
改めて…貴女様の侍女としてお仕えできればと思っておりますが‥気に食わないなら他の者を選んで下さってもかまいません…

ミーナ:
私付きの専属侍女…

すみれ:
これだけの神殿の主電脳女神様だもんね、それは専属侍女の一人や二人や三人くらいいるよね。

パリー:
あのウーラノス様。マティー様の専属侍女はパリーしかご指名を受けておりません、ハーレムなども作っておりません…光栄にも以前はわたくしだけです。

すみれ:
ほう、二人はそういう関係。

ミーナ:
あぁ‥‥た…しかに‥好みの容姿でこの礼儀正しさと、健気なしぐさ‥これは…以前のこの世界での私の‥侍女と言われても納得できる…こんな子に尽くされたら…確実に手を出してるのを否定できない…

パリー:
いえ…その事は気にしないで下さい。パリーはあくまで…貴女様の侍女です…気にせず捨てて下さって構いません。パリーは今までで十分幸せを頂きましたから…。

ミーナ:
あぁあああ‥‥ご主人様…ど…どうしましょう!

すみれ:
健気だね。まさに専属メイド…いや専属侍女の鏡だね。 これはどうなのかな? すみれがミーナをパリーからN・T・Rしたということ? まあすみれが後だから潔く身を引くけど。 

ミーナ:
それ私がご主人様に捨てられるって事ですよね! こういうのはあの誓いの想定外ですよ!

ミーナ:
ねえパリーさんだっけ? お茶とか用意できるかな~? ご主人様の分も!

パリー:
畏まりました。すぐにテラスの方へご用意いたします。

すみれ:
ソウダネ。お茶でも飲みながら今後の三人の事について話し合おうか‥ミーナくん。

ミーナ:
ひぃ…

レスフィーナ:
超長距離転移完了です!

梨緒:
ここがオリュンポスGRID連合の首都ポリス、アルカディアGRIDのメガロポリス! その星美と優萌のパンティオン神殿!

向日葵:
梨緒、良く来たね

梨々衣:
オリュンポス連合へようこそですわ!

優萌:
我らがアルカディアGRIDは電脳女神アスタルテ殿を

星美:
歓迎します…良く来た!

梨緒:
向日葵様、梨々衣マネジャー、優萌、星美!

ヴァルマ:
只今です!

星美:
お帰りヴァルマ行政監理官!

レスフィーナ:
梨緒、今回は超長距離転移だからフル装備で飛んでもらったけど、通常の転移や戦闘などでない普段の時はデバイスは外した方が良いわ。

ヴァルマ:
電脳神のデバイスは回りのリソースに影響を与えるし、なにより動きづらいしね。

梨緒:
はい、外すのはたしかパージでしたよね?

梨乃:
やってみよう

梨緒:
はい! パージ!

梨緒:
取れてますよね?

梨乃:
できてる!

梨々衣:
ちゃんと面倒をみておりますわね

向日葵:
はい梨緒の事は梨乃は本当に面倒見が良いです。ご主人様というより仲のよい姉妹みたいです。

星美:
ヴァルマくんもいるし

優萌:
これなら大丈夫そうですね。

梨々衣:
そうですわね。


その14 へ続く