第五百九十五話 Shining SOUL 前編 その4

 
マフター:
コレはどういう事だ?

ラーダン:
あれ~昨日は見張り居なかったんだけどな~もしかしたら私が知らない間に結界の一部を壊して警戒されたとか?

ティシュタル:
気配消しの魔法をつかっているとはいえ、これ以上の接近は相手に気付かれますからね!

ボルール:
見張りが二人では奇襲は無理だぞ…正面突破するしか

ミーナ:
いや奇襲しましょう。 まず確認が二つあるの。 ラーダン、一人は任せられる?

ラーダン:
二人同時は無理ですが一人ならこの距離なら外しません。

ミーナ:
バハーラク、本当にあの状態になった電脳意識市民を治す方法は無いのね。

バハーラク:
はい。 あそこまで意識の汚染が広がり形態まで変質してしまった者を治して元に戻す方法はありません。早く楽にしてあげるのが慈悲であるかと。

ミーナ:
解った。ヤリましょう。

ボルール:
しかし見張り一人はラーダンが片づけたとして、もう一人残れば中に敵襲の知らせが、たとえ二人を倒しても音で確認の兵が来るぞ。

ドルリ:
私が背後からしかければ…一人は行けるかも? 

ミーナ:
ドルリ、それは危険すぎる。 私に任して。

ドルリ:
マティー様?

ミーナ:
Marty.Intelligent.Neuron.Agent=MINA デバイス、ライフルフォーム!

シャキン!

バハーラク:
なんですかそれ!?

ミーナ:
構造を細かく熟知している武器なら構造を再現できるとわかったの。 こちらから見て右の標的は任せるわ、私は左の標的をヤルから。

ラーダン:
…はいマティー様‥

ミーナ:
ティシュタル、こっちの発射音は消せるのよね?

ティシュタル:
はい、この周囲2mの音は聞こえなくなってます。

ミーナ:
ラーダンできれば、相手の喉より上に命中させることはできる?

ラーダン:
はいもちろん。

バハーラク:
なんか滅茶苦茶慣れているんですけど‥

SE:
うぃーん!

ミーナ:
こっちは相手の頭を吹き飛ばすから‥。いくわよカウント5。。

SE:
ビュン!

SE:
タンっ!

SED:
ボンっ!

ミーナ:
MINA!ブレイドフォーム! ブラスターワン! ドライブ!


SE:
ドンっ!

他:
!? あっ…

タタタッ!

ゴブリン:
?!

ザクっ!! 

ゴブリン:
ゴ…うっつ!

ビクビクッ!(痙攣する)

ずるぅ…(もってそっと堕ちさせる)

マフター:
まるで流れるような動きで確認しに来たゴブリンを始末した…

ラーダン:
すごい…けど…

ドルリ:
ナニアレ…?

ボルール:
アレはかなりの手練れだ…

バハーラク:
たしかに痛みとかを感じる暇もなく‥死んだだろうけど…苦しまなかったと思うけど…慈愛? 慈悲? なのかな…

ティシュタル:
うちの神殿っていつから暗殺教団になったの?


その5 へ続く