第五百九十六話 UniVerse 前編 その13


マフター:
ティシュタル様、わざわざこんな所に呼び出してなんだ? !?

ティシュタル:
ごめん‥‥マフターに大事なお話があって‥

マフター:
あぁ…うわっ!

ティシュタル:
あっ!? 

マフター:
チヌっ…! 落ちる! 絶対離すなよ!

ティシュタル:
せいのでひっぱるからいいわね?

マフター:
うんっ!

ティシュタル:
せいの! ほらっ!

ティシュタル:
本当にこのおっちょこちょい!

マフター:
助かった‥‥絶対に死んだと思った…

マフター:
本当にスマン…ティシュタル様の姿が余りに綺麗で動揺してしまって…それで大事な話って?

ティシュタル:
ああぁ…(真っ赤)‥なんでそういう事をサラっというかな…

ティシュタル:
そ‥‥それなんだけど…あの…その…あの

マフター:
何かあったの? 落ち着いて。ゆっくりで良いから、話をしてみて。

ティシュタル:
うん。 えっと…神殿聖戦士マフター。 私の…専属聖騎士になりなさい。

マフター:
へっ?

ティシュタル:
…………

ちょいとオデコをつつく。

マフター:
おい、ティシュタル様。幼馴染みのオレだとしても怒るぞ?
さすがに神事に関する事で冗談はよせ。

テシュタル:
あぁ‥‥

マフター:
まず専属の聖騎士を指名できるのは自分の神殿をもってからだぞ。
専属の電脳女神の従騎士ってのはあるいみ…夫にして全権代理人にもなる。
それにオレ?

ティシュタル:
あああぁ! だ・か・ら! マティー様がスプンタ・アールマティから至高神アフラ・アールマティーに格上げになっちゃったから、先ほどマティー様とヴィシュヌ様とインドラ様に呼ばれて私が中級神ヤザタからスプンタ階級に格上げされ「スプンタ・ティシュトリヤ」になったの。

マフター:
えっ?

ティシュタル:
見るがいい!そして驚くがいい!!顕現!
電脳女神スプンタ・ティシュトリア!


その14 へ続く