第五百九十六話 UniVerse 前編 その16
マーニー:
炊事洗濯掃除、神殿執務、祭事舞踊、身辺警護はできますね
メルヴィー:
何にもできない駄目イドの私とは大違い!
パリー:
マーニーはとっても優秀です! 我がスプンタ神殿の次期筆頭神官候補と言われているくらいです! このパリーが保証します!
メルヴィー:
容姿も可憐ですしね!
真理愛:
そんな優秀な神官見習い?侍女? まあマリの世界でいうメイドが言い方わるいけど、なぜ「溢れ」ているのさ。
マーニー:
それがティシュトリア様、旧名ティシュタル様の専属侍女に命じられたんですが…ティシュタル様に「専属侍女はイラナイ」と断れてしまいまして…
真理愛:
それでその専属侍女断れてアンタ今仕事は何やってるの?
マーニー:
雑用係? ですね…水汲みとか、町への買い出しとか…あとシーツを回収したり
真理愛:
それだけ優秀なのに、パシリに…雑用‥‥まあ、すみれなら喜ぶだろうけど‥
メルヴィー:
ねえ地上へ来なよ! 私が養って‥‥は無理だけどお姉さまのクラブでメイドとして雇ってくれるよ
真理愛:
うっ…勝手に決めない…でも‥‥なんか他人に感じないだよね…容姿が似ているし…
メルヴィー:
汚れてないお姉さまって感じですよね!
真理愛:
うっ‥‥どうせマリは汚れているわよ‥‥
すみれ:
マーニー、是非地上へ降り我がクラブ、エンパイアクラブカリブルヌに来てもらいたい! クラブのご主人様としてこのすみれが歓迎するよ!
パリーヤ:
うわ…狙っているよこの邪神。喰われる‥‥
フロリー:
おい我が主、まずは座れ。 落ち着け。
フロリー:
ティシュトリア殿の専属指名神官ってことは、今のところは聖線はティシュトリア殿に繋がったままなんだよね? いくら自分の専属侍女を取らないと決めたとしても、それを勝手にこっちで切断するわけには。それでティシュトリア殿は? 呼んでるだよね?
ミーナ:
はいもちろん。 権利は彼女にあるので。 この会議の最初には来ている予定だったのですが…
パリー:
パリーが呼んできましょうか?
ミーナ:
お願い、ちょっと行ってきて。
ティシュトリア:
なるほど、ここが弱いのか♪ 騎士殿♪
マフター:
ヤメロ!
ティシュトリア:
ほうそれが女神に仕える聖騎士の言葉使い? これは女神として躾けが必要だわ! 右手も動かす!
マフター:
うぅうううxxx!
ティシュトリア:
ふふふっ! それそれ~♪
マフター:
あぁっ!
どぴゅ!どぴゅ!ぴゅーー!
ティシュトリア:
おおおっ‥‥ すごい飛んだ‥‥ 胸まで 届いてる‥‥
マフター:
あう‥‥うぅ…
ティシュトリア:
小さくなってもけっこう可愛いかも‥これさすったらまた大きくなるのかな…
マフター:
ヤメテ…下さいませ…我が女神様‥‥許してください…
ティシュトリア:
そんな権利アンタにあるわけないよね? あれだけ痛いおもいを私にさせて
マフター:
アレは仕方ないかと!
パリー:
あの‥‥スイマセン本当に失礼いたします。 部屋の外から声をお掛けしても返事がなかったので。
あの皆様執務ホールで会議中ですのでマティー様がそろそろティシュタトリア様がいないと進まないのでと…
マフター:
おい! オマエ! 朝から会議だったのか?
ティシュトリア:
ああぁ…完全に頭から吹き飛んでた‥‥
パリー:
あのお湯入れてから少し時間かかると報告いってきますね。 さすがにお風呂入らないと、その匂い、女性ならすぐ反応しちゃう匂いなので。
あと、おめでとうございます…。
ティシュトリア:
うぅ…(羞恥心で震えている)
マフター:
パリー、スマンお願いする。
その17 へ続く