第五百九十六話 UniVerse 前編 その2
フランソア:
ここ古い教会じゃなかった?
エステル:
天秤の看板? 薬局? 法律事務所?
ルスラン:
一応教会ではあるな。 さあ入ろう。
ぎぃ~バタン♪
ルスラン:
二人をお連れしたぞ。
フランソア:
ほう・・・
エステル:
あぁ~・・・
瑠莉:
ようっ! スマンネ、こんな所まで呼び出して。 実は‥‥
フランソア:
やはりご主人様が今回の事態の元凶。
瞬間的に現れたケースから超速度でP90とコンバットブレードを抜き去りケースを落とすフランソア
エステル:
ならアレを倒してしまえば、わたくし達はみんなの所へ戻れるというわけですわね。
ルスラン:
キミ達、どこからそれを取り出した?
瑠莉:
キミ達! 落ち着いて話し合おう! 話せば解る!
フランソア:
前にも言ったけどソレを言った昔の日本の首相は頭撃ち抜かれて死んだよ!
話し合って解る事は無いという日本の言葉! 同じように頭撃ち抜いた上に首と手脚切り離してご主人様でも生体再生できないようする!
エステル:
マリアン今すぐ瑠莉さんを始末してそちらへ行きますわよ!
ルスラン:
あぁぁ‥‥
フランソア:
オーバードライブが無くても!
エステル:
わたくし達二人のコンビネーションなら!
フランソア:
いくらご主人様でも!
エステル:
逃しませんわ!
フランソア:
ゼロ距離で頭に全弾叩き込む!
エステル:
同時に延髄と!
フランソア:
手脚と脊髄神経を切断!
瑠莉:
速い!! 死角からで動きが見えない!
カシン!
エステル:
止められましたわ!
アストライアー:
わたくしの神殿でナニをやっておりますの! いくら貴女でもご遠慮なさって下さいませ。
フランソア:
もう一人のフランソア?!
エスエル:
この方がおしゃってた?
エステル:
わたくし達の武器が消えた?
フランソア:
フォチュナーの特殊能力デバイスブレイカー! それフランソアのデバイス!
アストライアー:
普段は貴女がわたくしから借用しているだけでございましょう。
瑠莉:
アストライアーさん、助かりました。
アストライアー:
ミストレス瑠莉。だからわたくしは反対したのに。
瑠莉:
スイマセン・・・
エステル:
電脳神、スプロールの星乙女、アストライアー様?
アストライアー:
わたくしの神殿へようこそ。 手荒くなりましたが歓迎いたしましたわ。
フランソア:
アストライアー‥あれどっかで・・・
瑠莉:
フランソアさん。 貴女のニューロンチップシステムの名前でしょ?
フランソア:
あっ! そうだ!
アストライアー:
たしかにルスランの言う通り、この二人もこのまま融合というわけにはいきませんわね。
その3 へ続く