第五百九十六話 UniVerse 前編 その9


優萌:
タイミングと攻撃場所を合わせて!

ミーナ:
やっぱり並の攻撃じゃ通じない! ダメージ入れたそばから再生されちゃう!

梨乃:
だが、攻撃は通ってる。プラン変更は無しだ!

マリアンヌ:
ああ!そのセリフ私が言いたかったのに!

星美:
みんな…真面目に…やろうよ…

インドラ:
アイツラ「メー」の真横で戦っているって理解しているのか?

梨音:
高性能爆薬の横でファイヤーダンスしているようなモノですからね。
でも遠距離やブラスターカッターとかつかって無いし…でも梨乃とマリアン、刃に魔力のってるし!!  アイツラ‥‥

梨緒:
普通に武器振るっただけで乗るみたいで。シンクロアウトしておいて正解でした。

すみれ:
まあ、アイテがダメージ吸収してくれているから‥‥どうにかなっているから…足止めにはなっているし…良いじゃないですか?

梨音:
すみれ先輩、それ敵任せって事ですよね? 良いんっすか?

インドラ:
ウーラノス殿それはダメだと思うぞ、相手が再生しきれなかったらドカンだぞ?

すみれ:
だったらインドラさんアレ止めて来て下さいよ!

インドラ:
…どうにかなるだろう。ダメな時は感じる間もなくみんなドカンだ。

ティシュタル:
アレが…マティー様…?

マフター:
あの前で戦うは少し…転属願いだそうかな…

ティシュタル:
従神の私は転属とか無理だから! マフター! 幼馴染の私の事見捨てるわけ? 

ミーナ:
そっちを向くな! 大きいくせにちょこまかと!

たぁああああああああああ!

鬼さん! こっちよ! 

ドルリ:
マティー様…

ボルール:
逃げたいヤツは逃げれば良い。私はどこまでもマティー様とドルリについて行く。

ラーダン:
そうは言っても兵長…

マフター:
私達もマティー様の前や隣で戦ってお力になりたいんだが…物理的に…

ティシュタル:
私も飛べるけどふわふわ浮く程度で…あんな高く速くは飛べないし‥‥あの高さでは魔法での援護も…

ラーダン:
そもそもアレような敵に私の矢が効くとは思えないというか…距離を一瞬で詰められて踏みつぶされて終わりだと思う。邪魔にしかならないかと…

ボルール
うっ…

ドルリ:
そうだね…マティー様のお力になれるように…強くなりたい…

バハーラク:
あのレベルになると強いとかそういう感じではないけどね。
余りに普通に親しく接して下さっているので感覚がずれているけどマティー様は電脳女神でも至高神ですからね。

ティシュタル:
ドルリを蘇生させた…電脳神の中でも至高電脳神だけが使える秘儀 Resurrection(リザレクション)

ドルリ:
マティー様…無事に帰って来て下さい…お願いします…私…ちゃんとお礼言ってない…

他:
…………

巨人妖魔:
ぐわぁあああああああああああ!

フランソア:
フランソアだけ走っててみんなは翼で浮いているのってズルイ!

紅葉:
はぁ~?!

イリーシャ:
ご主人さま‥今の状況わかってますか? 世界の危機ですよ? スプロールが吹き飛んだら地上世界の現在文明も崩壊。

フランソア:
世界の危機? そんなのフランソアと関係ないもん。

紅葉:
アナタ! 誰のせいでこんな大事になり、迷惑を皆さまにかけているのか解っておりますのぉ!?

フランソア:
誰のせいというなら、ご主人さまとパパとマモンと優樹子ママのせい。フランソアは朝一番でエステルに呼び出されて説明もなく座ったダケだもん!

里緒奈:
あははっ! フランソアさんらしい! あははっ!

紅葉:
里緒奈笑いごとじゃないですわよ!

エステル:
わたくしの憧れの冥界の女王エレシュキガル様、そして奈落の神タルタロス様が引率して下さるなんて! まさに地獄への片道切符! 最高ですわ!

アトロポス・優奈:
‥‥(苦笑)

向日葵:
楽しそうですねエステル議長…

カイルス:
この状況で楽しめる神経してないとエンパイアクラブオーナー連合評議会議長なんかとてもやれないという事だね

アトロポス:
もう少しでメーの真下です! 頑張ってください!

エステル:
はいですわ!


その10 へ続く