第五百九十八話 アヴァロンの王冠 前編 その10

 
スリエル:
リアクタープール定格

水菜:
起動シーケンスオートで進行中

スリエル:
全システム立ち上げ完了。オールグリーン。

水菜:
よし。 みたらし団子一号これより発進します。

瑠美奈:(無線)
発進を許可します! リニアカタパルトスタンバイ!

ぶ~ん!

水菜:
メインブースター点火! 発進!

ごおおおおおっ!

水菜:
うぅううう!

スリエル:
!!!

加速している

水菜:
うわぁ~昼間は綺麗だね。ここからでも海がキラキラしてるのがわかる。

スリエル:
おい水菜、戦闘訓練中だぞ。ほら第六訓練場へいくぞ。

水菜:
うん!

カチっと操縦レバーを捻る。

ぐうぃん! 
機体が地上の方へ降下していく

ぐうぃん
顔が見渡す。

水菜:
座標的にはこの辺のはずだけど。まだ到着してないのかな?
センサーに反応はない?

スリエル:
反応は無いが。量産型とはいえアーマーメイドだからな…熱などはリフレクターフィールドで遮断されるし…
ズキュン!

ガチャコン!
間一髪のところでカラダを捻りながら機動しレールガンを避ける

ラファエラ:
小梅のバカ! 何で外すの!

小梅:
いや! 今のカラダ捻って避けたんだよ! どんな反射神経! それよりどうやったらそんな事できるの?

ラファエラ:
とにかくここにいたら反撃くるから全力後退! バック!バックだよ! 下がって!

ガシャン!

水菜:
小梅! ラファエラ! 降参しないとコックピット叩ききる!

ラファエラ:
速い‥速すぎる…

小梅:
水菜さん! スリエルさん! 降参します! 投降します!


その11 へ続く