第五百九十八話 アヴァロンの王冠 前編 その12


水菜:
ねえ花恋さんとくま太さんと一緒にいる二人って…

スリエル:
あの反応は…えっ?

花恋:
救援ありがとうね。

くま太:
任務ご苦労

メリー:
助かりました。

みるく:
はい!

カマエル:
このクマなんでこんなに偉そうなの?

みるく:
実際に偉いからでしょ? くま太さんは小隊長。カマエルは一介のフロントアタックサーヴァントメイド!

アナエル:
あは…(苦笑)

花恋:
みんな訓練、機体トラブルで大変だったみたいだね無事で良かった。詳しい話はあとでミーティングルームでするけど、まずは紹介だけ。 今更だけど、ぴよ吉の本体である電脳女神セレーネ、地上名はアナエル・スカリジェ。

アナエル:
よろしくです。 そしてスリエルお姉ちゃんよろしく…

花恋:
それで、もう一人がうさ子の電脳意識体の電脳女神メリノエ。地上名はメリー・メリノエ・鹿苑寺。鹿苑寺信久マネージャーの奥さんだ

メリー:
よ‥よろ…ひぃ

くま太:
うさ子しっかりしろ。

メリー:
はい…よろしくお願いします…

スリエル:
えっ? ぴよ吉が少女になって…私の妹になった? 

水菜:
うさ子が…美少女になった上に鹿苑寺卿の妻?

ラファエラ:
ぴよ吉ちゃんがスリエルの妹になって、小梅のお目付け役のうさ子が鹿苑寺財閥の奥様? 情報量多すぎ‥‥

小梅:
それってうさ子さんを怒らせるとクウェーサーグループの総力をもって小梅はお仕置き…

カマエル:
混乱するのも理解(わ)かるわ…そっちの方が問題だよね。あと妹がいきなり増えたスリエル…それもぴよ吉ちゃん。

花恋:
くすすっ♪ カラダが変わったことについては普通に受け入れられているね。

アナエル:
それについては誰も問題視してないですね。流石このメンバー。適応力半端ないデス

みるく:
みんな! シャワー浴びてこよう。 花恋小隊長、くま太小隊長ミーティングルームに移動しといて下さい。

花恋:
解った。 行こう

メリー:
はぁい…

アナエル:
ぴょお! 瑠美奈さん、これってForestの方の隊舎にあるうどんとそばの自販機?

瑠美奈:
ぴよ吉ちゃん、そう! 瑠美奈も食べてみたけど地上世界と同じ味がしたよ! すみれ先輩ががんばって再現したらしい! みんなこのうどんとおそば好きだからね

アナエル:
ぴぃよぉ~! 食べてみたいな。 あっでも私クレジットもってない。 ご主人様!

花恋:
アナエルちょっとまってね! エリシアに習ったとおりなら、これで上限金額を設定して、こうやって…よし。 アナエル今設定したからその金額の範囲なら自由に買い物、この世界でも地上でもできるから。 ついでにみんなに飲物買ってあげて!

有虹子:
ありがとう~花恋オーナー。完全に甘々ご主人様になってるね♪

瑠美奈:
花恋小隊長! ごちになります!

アナエル:
うさ子、飲み物でも飲んで元気出して! 

メリー:
うんありがとう。

アナエル:
それにメリーバージョンのカラダではなくて信久さんの妻という件だけがドン引きされたダケじゃない? 大丈夫だって

有虹子:
信久お兄ちゃんの妻だものね…突然聞いたら引くよね…仕方ないよ。

コユニ:
ずぅ~♪

くま太:
花恋殿も何故段階をすっ飛ばしてあそこまで紹介する。 名前だけで良いだろ。

有虹子:
すみれも真理愛もそうだけど、花恋ちゃんもそういう所あるよね…どーんとやっちゃうみたいな?

花恋:
スイマセン…それで話は変りますが…

花恋:
ナンナンデスカコノケシキハ!


その13 へ続く