Ring of Fortune 第一話 そのその7
梨音:
うちクラブのメイドにもシェルムーンで新人研修をしたメイドがとても多いの
來奈:
そうなんですね
ソニア:
あっ来た! ご主人様、皆さま、会談お疲れ様でした!
來奈:
えっ? ご主人様って私の事?
ソニア:
はい! あっ失礼いたしました。 ご主人様のクラブ・シェルムーンのメイド秘書課で警護メイドを拝命しております、執行官補のソニア・ベーデンブルグともうします。
咲夜:
ご主人様の侍従メイドをしている月空咲夜といいます。ソニアは執行官補ということは保全機関の所属?
ソニア:
咲夜さん、小官は保全機関とロンゴミリアド警護小隊に所属しておりましてクラブはシェルムーンに配属となっております。
咲夜:
ご主人様のメイド同士、私にはタメ口でさん付けは無しで。
ソニア:
わかりました咲夜。そうすることにします。
SE:
ガチャ
皆様、弊クラブまでお送りいたしますので御クルマにお乗り下さいませ。
すみれ・梨音:
おじゃましまーす♪
咲夜:
その警護小隊というのに志願すれば、お嬢様を御守りする武器の支給や御守りする法的権利を得られると考えて良いのですよね?
來奈:
咲夜、まだ諦めてないの? 私が可弱い咲夜の事は守るって言ってるのに!
ドロシー:
でもあれだけの事故の後なんだし少し落ち着いて考えても良いと思うわよ。
ソニア:
日本に来てすぐに大きな事故にあってご主人様を守る為に庇って怪我をしたと聞きています! 退院したてではオーバードライブも完璧ではないしょうし、ご主人様の警護はこの私がしっかりやりますから安心して任せて下さい!
ニーナ:
咲夜そうですよ! まずはクラブの事もありますし。
すみれ:
焦る必要は無い。 ゆっくりカラダの調子をみてからで遅くはない。梨音くんもそう思うよね?
梨音:
梨音もそう思います先輩。
ドロシー:
‥‥(うわぁ~二人とも悪い顔してる)
來奈:
私達が日本に来たのはクラブの運営の為なんだから。 そこが重要。 保全機関やすみれさんのロンゴミリアドで安全確保はしてくれるんだし。 まずは日本での生活に慣れる事。咲夜にそこを助けてもらわないと‥‥わたし困る
咲夜:
そうですねお嬢様、私が支えますのでがんばりましょう。
ドロシー:
日本での生活といえば二人とも初めて学園に通うんだもんね
來奈:
そうです、白森女学園! 少し不安だったけど咲夜と一緒に通える事になって不安が吹き飛んで行くのがとても楽しみになりました!
ドロシー:
そっか良かったね
咲夜:
お嬢様、学園通うんですよね…………えっ? 二人? 私と一緒に通う? ・・・
咲夜:
えっ?! 白森女学園って女子校ですよ! 私はダメしょう!
來奈:
なんで? 咲夜は女の子で私と同じ歳。 バイオメイドも通えるアポリロイドとオーダーメイド、バイオメイド専門の学園。 だから問題無い。 もう咲夜の分も入園手続きしといた。
咲夜:
いや問題あるかと?! いや問題は無い? いや私は侍従ですし、お嬢様が学園にいる間の…
ドロシー:
そういうのはメイド秘書が行うし、今のクラブシェルムーンはメイド秘書以外はクラブの構成員はオーナー含めてすべて学園生だから登校日はクラブの営業はお休みだから。
ミーナ:
学園では咲夜が同期になるのか…
ソニア:
皆様! もう到着いたしますよ~!
SE:
ぶろ~ん♪
その8 へ続く