第一話「Ring of Fortune」



咲夜:
お嬢様、もう少しで白山市です。

來奈:
田舎…

來奈:
咲夜~本当にこんな所に叔父様のエンパイアクラブがあるの?

咲夜:
もうお嬢様のクラブですよ。 
それにお嬢様のクラブ以外にも周辺には5つのクラブがあります。

咲夜:
それに比べてお嬢様が引き継いだクラブは一番小規模のクラブになります。

來奈:
小規模…まあ会員、お客様はいるってことね。

咲夜:
はい。 まあ固定な会員様もいますし。がんばって下さいねご主人様。

來奈:
ご主人様か‥まあ咲夜と一緒に居られるなら…良いか。 一緒の部屋で暮らす約束忘れてないわよね?

咲夜:
はい、その代わりにご主人様をしっかりやって下さいね。

來奈:
解ってるわよ…。

ぐらっ!

咲夜:
お嬢様! オーバードライブで飛び降りて!

來奈:
えっ?!

咲夜:
早く!

キィィイイイィィイイ!

來奈:
オーバードライブっ!

シュタっ!

SE:
ドンっがんっ! がシャン!

來奈:
咲夜ぁあ!

???:
う~ん…

???:
あれ? 私、生きてるのか? そんな馬鹿な…あの状態で助かるはずが…あれっ?

???:
あ~あ~…あれ? 声が変だ? 高いな…

???:
指が…細い? いや手が小さい? 何だこれは?

SE:
がちゃ!

來奈:
咲夜ぁ! 咲夜咲夜咲夜咲夜ぁ! 良かった良かったよお! うぇ~ん(号泣)!

咲夜:
お嬢様ぁ!?

お嬢様、ご心配おかけしたみたいですね。

來奈:
うぅ‥‥

咲夜:
私は無事ですから…

ヴェル:
あ…口を挟んで申し訳ないけど。 咲夜さん、君の主治医をしているヴェロニカ・ヴェルコヴァです。

咲夜:
あの高名なヴェルコヴァ博士? ではここは国立人工生命科学研究所?

ヴェル:
そう。 それで実は完全に無事ではないんだ。 落ち着いて聞いてほしい…いや…観た方が早いので良いかな?

咲夜
はい…生きているだけで‥救って頂き本当にありがとうございます…

來奈:
‥‥‥‥

咲夜:
!!! これが…私なのか?

ヴェル:
実は緊急的に処置をする必要があって‥‥素体がそれしかなくて‥‥やむなく転送を‥

咲夜:
意識転送? あの‥‥では元のカラダを再生して…

ヴェル:
それがキミのチップと脳は特殊で…再度の転送には耐えられないかと…

咲夜:
………………一生このまま?

ヴェル:
ほら技術は進歩するし…どうにか…いつかはなるかと…それまでは

咲夜:
技術の進歩まち…それまでは‥‥このまま‥

來奈:
び…美少女の咲夜も‥‥私は好きだよ!

ヴェル:
ほら命があったんだしね? いつかは戻れる「かも」しれないし…


咲夜:
…「かも」…

ヴェル:
まあそれまでは女の子生活頑張ろう‥‥

來奈:
わたしがちゃんと教えるから‥がんばろう!

來奈:
わたし! 女の子同士の方も本当は好きだから! 心配しないで! もし咲夜が女の子のままでも! 私は一生添い遂げるから!

ヴェル:
あはは‥愛だね~…

咲夜:
お嬢様…そういう問題じゃないないかと…

テーマ曲


咲夜:
これはつけなくても…

來奈:
ダメ着けるの!

咲夜:
なんでこんなモノを着けるんですか?

來奈:
女の子はブラを着けないとクーパー靱帯という所が伸びちゃうの! いっかい壊れちゃうと胸が垂れちゃう! それに動くたびに痛かったりするし

咲夜:
そうなんですね…

咲夜:
あのお嬢様! ワイヤーが食い込んで痛いというか…すごくキツイですけど

來奈:
そう? えっカップ私より一つ大きいのもってきたのに…(小声)。

來奈:
ちゃんとカラダのサイズ図ってもらった方が良いわね。ドレスも用意しないといけないし。

咲夜:
それって女性の店員さんに裸を見せたり、触らたりするってことでしょうか? 恥ずかしいですよ‥‥男の店員さんを呼んできてもらえませんか?

來奈:
何言ってるの? 相手が男性だった犯罪でしょ? 今は咲夜は女の子なんだから! 呼んでくるから、大人しくまってて。

咲夜:
は…はい…お…お願いします。

來奈:
似合う! 可愛い! 綺麗! 可憐!

咲夜:
お嬢様、何なんですかコレわぁっ!
なんていうか、下がスースして不安というか‥それにガータースットキングっていうんですか? それが違和感すごくて‥‥

來奈:
すぐ慣れるって!

咲夜:
慣れたくないんですが…

來奈:
エンパイアクラブのオーナー評議会議長にお会いするのにドレスコードはちゃんとしないとクラブの沽券に係るよね? それに咲夜は、もう執事でなくて月空の人

咲夜:
うっ…そうですね。 ドレスコード…

來奈:
さあ行くわよ

咲夜:
はいお嬢様‥‥。 何でこんな事に…

〇回想

咲夜:
ツインニューロチップシステムですか?

アンナ:
そう。 もともと咲夜くんに搭載されていたアドバンスドバイオバトラーのニューロシステムをこちらで開発していたφシリーズのバイオメイド素体に丸ごと移植して同期稼働させているの。 だからこそ咲夜くんの事故前の人格や記憶など全てがそのカラダでも損なわずにすんでいるのさ

ベティー:
咲夜さんは人工バトラープロジェクトのプロトタイプ素体で、その計画そのものが咲夜さんの素体の成功例以外はバートン社内でも成功せず技術的問題で頓挫してるし、現在では男型の素材は製造してないから。無理やり女型のそのエグゼクティブバイオメイドの素体にシステムを乗せたの。

咲夜:
現在は男のバイオメイドは造られてないってことですか?

アンナ:
男性のXY染色体は女性のXX染色体より短いから乗せられる情報量が少ないからね。
もともと計画に無理があったのさ。

來奈:
と言う事はカラダは女性でチップ的には女性用と男性用のチップが両方載っていると?
先生、それで咲夜のカラダは大丈夫なんでしょうか?

ベティー:
咲夜さんが目覚めてから、この一週間経過を観察していたけど肉体的にもチップ的にも今のところは順調よ。 このまま退院してもらって構わないわ。


來奈:
良かった。

アンナ:
手続き的にはまさか男が女になるわけにはいかないので、形式上はバイオメイドとして新しい身分を作り、來奈さんがマスターとして、月空家にメイドとして入れた事になっている。 年齢的には來奈さんと同じ歳。名前は月空咲夜さんという事

咲夜:
技術が進歩して男に戻れるまでの仮の身分って事ですよね。

ベティー:
そうね。 バートン社本部でも男性型のアドバンスドバイオバトラー素体の研究はプロジェクトを再開するよう、すみれちゃん‥花路総帥から許可もらっているから。 あとで花路総帥には挨拶してね。

アンナ:
後で二人でエステル議長の所で会えるように手はずを整えてある。

咲夜:
はいわかりました。ありがとうございます

アンナ:
もし、カラダに違和感などが発生したら、すぐに診察するので連絡をして来てね。

咲夜:
はいわかりました。

ベティー:
本当にお姉ちゃんの素体設計で大丈夫なのかな…心配だわ。

來奈:
……………
 
咲夜:
なんて歩きづらい恰好…。お嬢様良くこれで普通に歩けてますね…
気抜くと転びそうです…

來奈:
ふっ! 令嬢としての日々の鍛錬!

ドロシー:
月空オーナー様、咲夜さん。お待ちしておりました。
お姉ちゃん達からご案内を仰せつかっております。衛生メイドのドロシーと申します。

來奈:
はうっ!(ビクっ) …月空オーナー…

すすっと咲夜が來奈の前に出る。

咲夜:
ドロシーさん、ご丁寧にありがとうございます。 案内お願いいたします。
お嬢様、参りましょう。

來奈:
うん‥‥

ドロシー:
はい、此方になります。

エミリー:
あの姉貴達の患者のシェルムーンの新オーナーのメイドの咲夜というの。何者だ?

梨花:
何者って?

エミリー:
アレはかなりの強者だぞ。まともなメイドじゃない。

梨花:
えっエミリーが一目でわかるくらいにすごそうなの?

まろん:
二人ともティータイムの営業! お店開けないとお客様並んで待ってる!

みるく:
カフェは今日は四人しかいないんだから! キリキリ働け!この駄目イド二人!

エミリー:
姫、外のお客様の誘導行ってまいります! ケーキセットの整理券とってこないと!

まろん:
慌てずにお願い。

梨花:
只今開けます!

まろん:
みなさま、おまたせ、しました。 メイドカフェエーデンへようこそ。 只今より午後のティータイムの営業を開始いたします。 順番にご案内いたします。

エステル:
梨音さんにはフルーツサンドよりも中華の点心の方が良かったかしら?
とてもお好きだとマリアンから聴いておりまして。次はそのような趣向のティータイムも良いかもしれませんわね!

梨音:
点心というより中華肉まんなんですけどね…

ミーナ:
(苦笑)

悠里:
梨音さんの趣向なら大丈夫でしょう。エステルに任せると室内で火を起こしてスモア()パーティーとかになりかねませんから。

すみれ:
火を室内で起こすんですか?

梨音・ミーナ:
えっ‥‥?

:スモア(s'more)
アメリカ合衆国およびカナダにおいて、夜間キャンプファイヤーでよく作られる伝統的な人気のデザート。焼いたマシュマロとチョコレートの層を2枚のグラハムクラッカーで挟んで作る。

エステル:
フランソアとやったアレは楽しかったですわね! ここでも是非やりたいですわ!

悠里:
Forestでは無いんですから! こんな所で火を起こしたらスプリンクラーが作動して大変な事になりますわよ! それに軍用防弾防火加工の壁床でもありませんし! ガミガミ!(以下略)

すみれ:
Forestなら良いのか…それ以前に前にフランソアお姉さんとやったんだ‥‥でも光景が目に浮かぶすみれがいる…

梨音・ミーナ:
ヒギィッ‥

SE:
コンコン♪

エステル:
よろしいですわよ。 お入りになさって下さい。

梨音:
衝撃に頭の切り替えが追いつかない…(小声)

ミーナ:
梨音先輩、私もです…

ドロシー:
月空オーナー様と咲夜さんをお連れいたしました

來奈:
(豪華だけど趣味が良い執務室だ。しかし超高層ビルの中が豪華なお屋敷になっているとは…)

エステル:
來奈さん、咲夜さん。そしてドロシーさんもお座りなって。
ミーナさん、お飲み物とケーキをお願いしますわ。あと皆さまとわたくしにお飲み物のおかわりを

ミーナ:
はい畏まりました議長。

來奈:
うわぁ~♪ 美味しそう!

ミーナ:
エンパイアクラブ・エーデンのカフェテリアで人気のティーパーティーセットになります。ケーキとブレンドのコーヒー豆はこの白山市の大人気店ポムグラネイトの特製なんですよ。どうぞお召し上がり下さいませ。

咲夜:
お嬢様は本日はバタバタしていて昼食をお取りになっていませんものね

來奈:
…はいお腹が空いております…。

エステル:
そうだと思いまして、今日はフルティーパーティーセットを頼みましたのよ。
まずは召し上がってからお話にしたらいかがでしょうか?

來奈:
はいそうですね! 頂きます!

來奈:
今回の事故が只の事故ではなくて、評議員の私を狙った反メイド勢力の武装テロの可能性があるのですか?

悠里:
今回対向車線にはみ出しお二人のクルマと正面追突したトラックのドライバーの遺体から大量のADAMの反応が出ましたの。よってドライバーは事故当時完全な心神喪失状態だったことが判明いたしました。

ミーナ:
ご主人様、ADAMってあのADAM?

すみれ:
そうもともと軍用戦闘薬だった合成薬物。最近巷に闇ルートから流れ始めて重度な中毒患者が急増しているのよ。

梨音:
もちろんその状態の運転手が手動で運転なんかできないはずだから自動運転で走行していた事が予想されているんだけど、制御ユニットは完全に破壊され回収できなかった。

悠里:
ただ運転手は学生時代に反メイド運動のセクトに加入していた過去がありまして‥・

咲夜:
反メイド勢力にお嬢様が標的にされている可能性があると? しかし日本にもあるのですね。

エステル:
米国や欧州に比べれば勢力は小さく数も少ないのですが。

來奈:
咲夜どうしよう…

咲夜:
お嬢様の事はこの咲夜が命に換えても御守りいたします。

ドロシー:
咲夜さんそれは出来ないわよ。

ドロシー:
咲夜さんは今はバイオバトラーではなくて只の一般メイド。戦闘なんかできないからオーナー様を御護りできないわ。それにこの国では法律的にも一般人や一般メイドの武器所有は護身用でも認められていない。今まで居たカナダじゃないのよ。

咲夜:
!!!

來奈:
今の咲夜は何の力もない只の可弱い女の子。
どちらかというとオーダーメイドの私の方が緊急事態なら咲夜を守れる力がある。

咲夜:
……何も力もない可弱い女の子・・・お嬢様に守ってもらう存在…

ミーナ:
今は女の子? もとバイオバトラー? 咲夜って…まさか欧州軍第七特戦隊「ナイトストーカー」の「孤高の夜叉」の咲夜少佐? アヴァロン機動部隊の鈴音隊長とも何度も互角にやりあったという…他にも色々伝説を知ってますが…

梨音:
その「月下の夜叉」の咲夜さん。 日本に來奈さんと到着した時までは男性の執事だったんだけど、色々あって今はバイオメイドの女の子。

悠里:
ミーナ中尉は以前共同作戦に参加したことがあると記録で読みましたわ

ミーナ:
はい地上との連携作戦を何度もした事があります。

悠里:
ミーナ中尉、咲夜さんの事故以前の身分と性別はここにいる者と他の一部の者以外には機密事項になっておりますので。

ミーナ:
はい了解いたしました。

咲夜:
ミーナってもしかして、欧州軍の「雪空の怪鳥」のミーナ中尉? どうりで聴いた事のある声だと…なぜ日本に? エンパイアクラブのメイドになっている?

ミーナ:
何度も一緒に作戦しているのに、無線越しでは無く、直接お逢いしてお話するのは初めてですよね。
私も色々あって今はエンパイアクラブ・カリブルヌスで、すみれ様の侍従メイドとエンパイアクラブミリタリアのパイロットをしてます。

來奈:
ほう~知り合いなんだ‥

エステル:
まあ! ご戦友同士なんですね!

カリスト:
フレデリカ手伝ってくれてゴメンね

フレデリカ:
私だって新人研修はシェルムーンでやったんだし、あるいみここのメイドの仲間なんだから気にしない

美花
綾子、やり直してみたけど、どうかな?

綾子:
まあこれで良いでしょう。 でもそもそも前オーナー様について先輩メイド達が移動になってから、クラブが営業休止状態だからって、営業施設部分を掃除してないって。
だから営業再開の時にこうやってバタツクんです。

美花:
悪かったから! 反省してるから!
 
SE:ウィーン(エレベーターの扉が閉まる音)

裕子:
美紗季! エスコルーム掃除と営業準備OKだよ。

恵美里:
つ・・・疲れた…

セーラ:
腰が痛いです…

美紗季:
こちらは時間通りにどうにか終りそうかな。
うん終わったら一度執務室ね。了解。

エリアル:
これでどうですか?

レイ:
うちのクラブの管理下の白富水族館と遊園地部の施設、付属のボートバース、白富海水浴場の管理サーバーの接続確認できたわよ。これでどうにかなるわね。
このクラブ、クラブ内の施設より付属管理する施設の方が多いから
エリアルさんが来てくれて本当に助かるわ。

エリアル:
お役に立てて嬉しいですわ

ノーラ:
チェックで次は・・・

グレイス:
メイド秘書課室のリフォーム完成の日付。ご主人様としてもずっとオーナー執務室を私達の事務所替わりに使わせておくわけにはいかないでしょ。ここは会議室や応接室としても使うんだし。

エリアル:
まあカリブルヌスでもメイド秘書課室はございませんが総務部の専用部屋はありますしね。

ノーラ:
うぇ~ん! やっぱり私がメイド長なんか無理だよ!
大体、元ご主人様と先輩メイドのみんながキュプロスの新クラブに移動になって困惑してる所に、エンパイアクラブオーナー連合評議会命令でシェルムーンはさらに人員と施設規模拡張してフルサイズのクラブに格上げとか! あたらしいご主人様も私達と同じ歳とか‥・・・無理無茶だよ! 評議会は何考えているのよ! 


グレイス:
色々考えているというか、企みがあるんでしょうけど。 うちのご主人様のすみれ様も言っていたけど、評議会が無理無茶強引なのは通常運転らしいわよ

エリアル:
くすすっ♪

ノーラ:
グレイス、貴女とはクラスメイトで親友だよね? グレイスの方が絶対に私よりメイド長に向いてるからメイド長代わって! エリアルでも良いけどレイメイド秘書の補佐やってもらってるし…

グレイス:
無理だしヤダ。 

エリアル:
わたくしもですわ。

ノーラ:
無理でもお願い! 受けてもらうまで離さないから!

グレイス:
私はね衛生メイド! それに本当は通いで良いのに、貴女達が可哀そうだから、すみれご主人様に無理言ってこのクラブに住み込み出向にしてもらったんだから。余りシツコイと実家のカリブルヌスに帰るわよ!


シンディー:
メイド宿舎とオーナールームの準備終わったよ…って

パリー:
ノーラメイド長荒れてますね。

パリーヤ:
荒れてるというか完全に錯乱状態?

マーニー:
気持ちは大変わかりますけど

パリーヤ:
まあうちのご主人様達の今回のある意味一番の被害者だし?
 
梨音:
うちクラブのメイドにもシェルムーンで新人研修をしたメイドがとても多いの

來奈:
そうなんですね

ソニア:
あっ来た! ご主人様、皆さま、会談お疲れ様でした!

來奈:
えっ? ご主人様って私の事?

ソニア:
はい! あっ失礼いたしました。 ご主人様のクラブ・シェルムーンのメイド秘書課で警護メイドを拝命しております、執行官補のソニア・ベーデンブルグともうします。

咲夜:
ご主人様の侍従メイドをしている月空咲夜といいます。ソニアは執行官補ということは保全機関の所属?

ソニア:
咲夜さん、小官は保全機関とロンゴミリアド優萌小隊警護班に所属しておりましてクラブはシェルムーンに來奈ご主人様とクラブの警護任務担当として赴任となっております。

咲夜:
ご主人様のメイド同士、私にはタメ口でさん付けは無しで。

ソニア:
わかりました咲夜。そうすることにします。

SE:
ガチャ
皆様、弊クラブまでお送りいたしますので御クルマにお乗り下さいませ。

すみれ・梨音:
おじゃましまーす♪

咲夜:
その警護班というのに志願すれば、お嬢様を御守りする武器の支給や御守りする法的権利を得られると考えて良いのですよね?

來奈:
咲夜、まだ諦めてないの? 私が可弱い咲夜の事は守るって言ってるのに!

ドロシー:
でもあれだけの事故の後なんだし少し落ち着いて考えても良いと思うわよ。

ソニア:
日本に来てすぐに大きな事故にあってご主人様を守る為に庇って怪我をしたと聞きています! 退院したてではオーバードライブも完璧ではないしょうし、ご主人様の警護はこの私がしっかりやりますから安心して任せて下さい!

ニーナ:
咲夜そうですよ! まずはクラブの事もありますし。

すみれ:
焦る必要は無い。 ゆっくりカラダの調子をみてからで遅くはない。梨音くんもそう思うよね?

梨音:
梨音もそう思います先輩。

ドロシー:
‥‥(うわぁ~二人とも悪い顔してる)

來奈:
私達が日本に来たのはクラブの運営の為なんだから。 そこが重要。 保全機関やすみれさんのロンゴミリアドで安全確保はしてくれるんだし。 まずは日本での生活に慣れる事。咲夜にそこを助けてもらわないと‥‥わたし困る

咲夜:
そうですねお嬢様、私が支えますのでがんばりましょう。

ドロシー:
日本での生活といえば二人とも初めて学園に通うんだもんね

來奈:
そうです、白森女学園! 少し不安だったけど咲夜と一緒に通える事になって不安が吹き飛んで行くのがとても楽しみになりました!

ドロシー:
そっか良かったね

咲夜:
お嬢様、学園通うんですよね…………えっ? 二人? 私と一緒に通う? ・・・

咲夜:
えっ?! 白森女学園って女子校ですよ! 私はダメしょう!

來奈:
なんで? 咲夜は女の子で私と同じ歳。 バイオメイドも通えるアポリロイドとオーダーメイド、バイオメイド専門の学園。 だから問題無い。 もう咲夜の分も入園手続きしといた。

咲夜:
いや問題あるかと?! いや問題は無い? いや私は侍従ですし、お嬢様が学園にいる間の…

ドロシー:
そういうのはメイド秘書が行うし、今のクラブシェルムーンはメイド秘書以外はクラブの構成員はオーナー含めてすべて学園生だから登校日はクラブの営業はお休みだから。

ミーナ:
学園では咲夜が同期になるのか…

ソニア:
皆様! もう到着いたしますよ~!

SE:
ぶろ~ん♪

グレイス:
どうぞお足元にお気をつけ下さいませ。

來奈:
うんありがとう。

ノーラ:
はわぁ~‥‥

レイ:
ノーラさん。

グレイス:
メイド長、何呆けているの? オーナー様に挨拶は?

ノーラ:
ひぃぎゃぁっ! はぁいっ! もっもうしわけごじゃいましぇんっ!

來奈:
くすっ♪ 慌てなくて良いわよ。 ノーラって昔、龍二叔父様と一緒にうちのお屋敷に来ていたノーラ?

ノーラ:
はぁいっ! 私の事、覚えて下さっていたんですか?!

來奈:
忘れるわけ無いよ! 私のソフィア以外の数少ないトモダチ! ノーラは当然、龍二叔父様と一緒に新しいクラブに行ったと思ってて! 会えてびっくりした! 嬉しいよ!

咲夜:
お嬢様、ご友人が少ないのは自慢になりませんからね。

來奈:
咲夜、茶々入れない! ノーラがメイド長になったんだ! ノーラおめでとう! とっても嬉しい! こんなに早く夢が叶ったんだね! がんばったね!

ノーラ:
ありがとうございます。來奈お嬢様、いやご主人様・・・

來奈:
ご主人様、そうかノーラがこのクラブのメイド長ってことは、龍二叔父様じゃなくて、私がノーラのご主人様になるんだ?

レイ:
ご主人様、メイド長の代わりにご挨拶いたします。ようこそエンパイアクラブ・シェルムーンへ。クラブのメイド一同、月空來奈ご主人様を歓迎いたします。 弊クラブのメイド秘書を拝命しておりますレイ・アーデラと申します。

來奈:
はぁいっ! よっよろしくぅお願いいたしぃましゅっ! レイメイド秘書‥‥

咲夜:
お嬢様、言葉が噛んでますよ落ち着いて下さい。あと嬉しいのは解りますがノーラメイド長の手をそろそろ放してあげて下さい。

來奈お嬢様の侍従メイドをしております咲夜と申します。 レイメイド秘書、私達とお客様をオーナー執務室へ案内をお願いできますか?

レイ:
咲夜さん、はい畏まりました。

グレイス:
なるほど実際のメイドの指揮はあの咲夜さんに相談すればよさそうね。
うちのご主人様に対しての真理愛副隊長みたいな感じかな?

ドロシー:
そうね「彼女」に相談すれば良いとおもうわよ。

ソニア:
纏ってる雰囲気が今のところは「普通のご主人様」に見えるので良かったです。

グレイス:
まあ、たしかに普通じゃない怪物(ばけもの)のうちのご主人様やエーデンのご主人様達の雰囲気は無いね。 

ソニア:
とてもやわらかそうな? 雰囲気というか。

グレイス:
たしかに柔らかそうで綿菓子みたい。 それに比べてすみれご主人様とか梨音先輩とかは強化テクタイト合金製「抜き身の剣」だしね雰囲気が…

ソニア:
まさに「リサールウェポン(殺傷武器)」

ミーナ:
二人とも…後ろ! 後ろ!

ソニア:
後ろ? ?!

すみれ:
二人とも特別警護訓練したいみたいだね。格闘模擬戦もするけど梨音ちゃんも一緒にどう?

梨音:
はい是非ご一緒させて頂きます。2v2の模擬戦楽しそうですね。

グレイス:
すみれご主人様と梨音先輩との模擬戦? ドロシーお姉ちゃん! 助けて!

ドロシー:
姉として骨は拾ってあげるわ。でも拾える骨も残らないでしょうけど…

ソニア:
ひぎぃぃっ!

レイ:
ご主人様、ここがオーナー執務室になります。

來奈:
お邪魔いたします・・・。

來奈:
執務室から観覧車が見える!

レイ:
弊クラブが管理している白富海浜公園のシンボルで、この町のランドマークにもなっているんですよ。

來奈:
海浜公園、水族館か。あれが水族館のショーステージかな? 売店もあるし人がいっぱい。

レイ:
お茶をお出したいのですが、ご主人様はコーヒー?紅茶? それともジュースが良いでしょうか?

來奈:
だったらジュースが良いです。

レイ:
すみれさんと梨音さんは何にいたしますか?

すみれ:
良かったらレイお姉さんのウィンナーコーヒー飲みたいです! ホットで!

梨音:
梨音も先輩と同じもので♪

レイ:
はい畏まりました♪

ノーラ:
(小声)來奈お嬢様、オーナーチェアにお座りになるか、お二人に先にお座りになるように‥

來奈:
すみれオーナー、梨音オーナー、どうぞお座りになって下さい!

すみれ:
わかった。

梨音:
うん

來奈:
ふぅ…ノーラ助かった。 そうだよね・・・私がこのクラブのオーナーだから…

ノーラ:
はい。 ご主人様♪

SE:
コンコン♪

來奈:
どうぞ!

すみれ:
おお~♪

ミーナ:
ぇぇ…

マーニー:
あのメイドさんが

咲夜:
お待たせしました・・・。

グレイス:
咲夜のメイド服のサイズ直しとお召し替え終わりました!

レイ:
ドロシーさん、グレイスさんご苦労様。 

ノーラ:
咲夜のイメージカラーは白と黒なんですね! 似合う可愛い! ドレスもそうでしたものね。

來奈:
そうなの。 グレイス、まだ前の面接中なの。 終ったらお話するのでドロシーさんと咲夜と座ってて!

ミーナ:
えっ・・・アレが咲夜‥? あんな甘い顔するんだ‥

パリー:
ミーナ様? 咲夜さんはこの地上世界でのご戦友だと言ってらしゃいましたね。

ミーナ:
うん…戦友…

パリー:
ずいぶんと綺麗な方ですね。 可愛いというか。

來奈:
大体事情は把握いたしました。 スプロール大使館で仕事がある時はそちらが優先で仕事をしてもらって、休日はカリブルヌス、すみれさんのクラブへ戻る。 
パリーの本当のご主人様がミーナで、双子の姉のパリーヤの本当のご主人様はすみれさんで、マーニーのシスターがすみれさんのクラブの副メイド秘書のララさん。 
それとこのクラブに居る時は私の事をご主人様と呼ぶことを許して欲しいということですね。

マーニー:
エンパイアクラブのメイドとしては出向とはいえオーナー様のメイドですので宜しかったらお願いします。

來奈:
すみれさんとミーナがよければ…

すみれ:
すみれは全然OK!

ミーナ:
パリーも私のことはミーナ様と呼ぶので、メイドとして誰かをご主人様と呼んでみたいと、憧れているそうなのでお願いできる?

來奈:
ではマニー、パリーヤ、パリー、その呼び方でお願いします

マーニー:
御許可ありがとうございます

パリー:
でわサロンの方で美紗季チーフ達の事を手伝ってまいります。

ミーナ:
私も一緒に手伝って来ます。ほら行くわよ。

マーニー・パリーヤ・パリー:
これからよろしくお願いしますご主人様♪ 失礼いたします!

ノーラ:
メイクもしたんだとっても似合ってるよ! 可愛い!

來奈:
可愛いってよかったね咲夜♪

咲夜:
うっ・・・ドロシーさんとグレイスが勝手にメイクアップ道具をもってきて…強引にされまして

グレイス:
オーナーさんの呼称なんですが、自由で良いというなら「來奈」と呼び捨てにします。理由としては同期の友人として接して欲しいという事と、ドロシーお姉ちゃんもうちのクラブではご主人様ではなくて「すみれ」と呼び捨てにするからで。

梨音:
エミリーも頑なに私のこと店長と呼ばずにお嬢様モドキとか梨音とか呼ぶのはそういう理由か。

ドロシー:
私のせいですか?

梨音:
どっちかというとどっかの総隊長が隊長としての威厳が無いのが

すみれ:
ぐぬぅっ! 梨音ちゃん! 真理愛やフロリーみたいな事を言わないで!

來奈:
グレイスそれでお願いする! クラブみんなの健康管理おねがいね。

咲夜:
お嬢様、クラブの経営管理の把握の方はどうなってますか?

來奈:
事前にレイメイド秘書とエリアルがこのクラブのAURORAの管理用制御スフィアにクラブ運営に必要な各サーバーを接続してくれていたので、もうわたしの D,I.P の R.A.N.A の管理下に置いた。

咲夜:
あの月空コンチェルンの経営をしている電子上のお嬢様の分身みたいなヤツですか?

來奈:
そう。これで特殊な管理以外はソレが経理決済業務や普段の事務業務、企画や承認など全部やってくれる。 わたしは結果みて判断するっていつものやつ。 相手は私本体と話をしているとしか思わないはず

咲夜:
本社の重役の方々はまさか普段会議で話しているのがお嬢様の機械の偽物だとは思いもしないでしょうね。 それも複数いて同時に対応しているとか…

來奈:
結果はちゃんと確認しているから! 普段の対応を任しているだけだから!

咲夜:
では普段のクラブの経営業務一般は大丈夫そうですね。

來奈:
うん多分大丈夫。

咲夜:
では残っているのはお嬢様が一番苦手な直接の対人業務関係ですね。

來奈:
そ‥そうです。 やれる気がしません。 お客様とか…震えると思います。

レイ:
それなんですが咲夜さんをメイドマネージャーとしてつねにご主人様の専属補佐としたらどうでしょうか?

咲夜:
メイドマネージャー? 専属補佐ですか?

ノーラ:
そうすれば私と咲夜のどちらかが常にご主人様についていられますね。

來奈:
そ…それならどうにかなるかも?

梨音:
サロン業務については美紗季を、エスコート部の方は裕子を当分の間は出向させておくので

來奈:
梨音さん有難いお話なんですが本当によろしいんですか?

梨音:
龍二前オーナーとシェルムーンには大変お世話になったから。これくらいはしないと。

すみれ:
それとマーニー達の代の新人がもう少しでメイド学校卒業して配属されてくるから、うちのフレデリカとシンディーと綾子は新人研修の指導役もあるから新人研修が終わるまでは通いで出向させておくので。

ノーラ:
新人メイドが来るんですか…

レイ:
すみれさん、梨音さん、御厚意甘えさせていただきます。本当に助かります。
 
ノーラ:
ご主人様、そろそろ良いかと

咲夜:
お嬢様、短くて良いですからね

來奈:
うん‥‥。

來奈:
ただいまご紹介にあずかりました、月空來奈でございます。
本日は、このように立派な新オーナー就任の式典をご用意頂きまことにありがたく、厚くお礼申しあげます・・・

咲夜:
お嬢様! 重役会の式典じゃないですから! 硬すぎですよ!

來奈:
いや乾杯の挨拶ってこういうのじゃないの?

メイド達:
あははっ♪(笑)

咲夜
もう乾杯の掛け声だけで良いですから!

來奈:
でわ! 当クラブの! 発展を願って! かんぱーい!

みんな:
カンパーイ!

みんな:
カンパーイ!

來奈:
疲れた…そして騒がしかった…。 なんで女の子ってあんなに騒がしいの‥。

咲夜:
お嬢様も女の子でしょ。 普段は私と二人ダケな事が多かったので静かですからね。

ノーラ:
まあ女子は集まるとウルサイですからね~声高いし。慣れて無いと疲れるかもしれませんね。 すぐに慣れますよ! 学園のお昼休みとか、もっとウルサイですし!

ノーラ:
まずここがご主人様の主寝室になります。 届いたお荷物は整理してクローゼット等に収納づみです。 咲夜、後で確認してわからなければ私にAURORAで聞いて下さい。

來奈:
ベットがすごい広い、大きい!

咲夜:
ここからも観覧車が見えるんですね、この角度だとこちらも見えるではないですか? 夜だと。

ノーラ:
ここもクラブの他の場所と同じで偏向強化ガラスを使っているのでアチラからは見えないようになってます。

來奈:
海も見える! 夜の海って綺麗!

ノーラ:
朝日も綺麗ですよ! 白富海水浴場のビーチが一望できます!

ノーラ:
こちらが本来は夜のご主人様付きのメイドのお部屋用サブ寝室だったんですが‥咲夜の部屋って事で。 ちょっと狭いですが勉強机やメディアセットもありますし。

咲夜:
十分広いと思いますけど。 サブの寝室までオーナー区画内にあるんだ。 先ほど専用のお手洗いもあったし。

來奈:
こちらも夜景綺麗だね。 あれは何処の町?

ノーラ:
あれは白森市の中心部になります。 真ん中くらいに駅があるのですが・・・ちょっとここからでは見えないかな。 あの一番高いビルが栗田ファイナンスの本社ビルです。 となりが手塚バイオフードのビル

來奈:
あっ! 栗田楓CEOの会社ですね。 あと人工食材で有名な手塚フードさん、最近はバイオエコ素材でも有名な企業。

咲夜:
Forestの紅葉様の御実家のお姉さまの会社ですね。手塚様って会員様のリストにありましたね。

ノーラ:
そしてここがオーナールーム専用のお風呂になります! お疲れだと思ったのでもう淹れてありますので入れますよ~♪

來奈:
夜景が見えて贅沢ですね…

咲夜:
バルコニーがあるってことは外で涼めるってことか…スモークガラスもあるし問題はないか‥

ノーラ:
飲物とか持ち込んでゆっくりゆったりするのも良いと思いますよ!

ノーラ:
後はご主人様の事は咲夜にお任せして私は下がらせていただきます。明日の朝7時30分に朝食にお呼びしにまいりますので、本日はお疲れでしょうから、ごゆっくりお休みくださいませ!

來奈:
あ‥ありがとう。休ませてもらうね。

咲夜:
お疲れ様。

ノーラ:
はい! お休みなさいませ、失礼いたします!

來奈:
あのさ・・・お風呂入る前に冷たい物でも飲みたいな。

咲夜:
主寝室の方に冷蔵庫あったので行きましょう。

來奈:
うん…。
 
咲夜:
咲夜スペシャルカクテル、アルコール控えめで御座います。どうぞ。

來奈:
アルコール控えめって…咲夜のイジワル・・・

ぴとっ♪

來奈:
お部屋で夜景見ながらデートできるって最高…。

咲夜:
・・・・・・・・・

咲夜:
まさか私とのデートを今後はココで済ませようとか考えてませんか?

來奈:
インドア警備隊~♪ 一級在宅最高~♪

咲夜:
私がどれだけ、お嬢様をお日様の下へ行かせようと苦労しているか‥‥

來奈:
紫外線さよなら~♪ バイバイ♪ おーるらいとぉ♪

咲夜:
退院したんだし日課のお嬢様との散歩は再開しますからね。

來奈:
お外は悪い人いるからコ~ワ~イぃ~♪

咲夜:
ソニアが警護につき、あくまでクラブが管理している敷地内なら…

來奈:
お散歩は~咲夜と二人っきりがルールだし♪

咲夜:
そんなルールにした覚えはありません! ただ今まで二人だけだったからです。 それに何かあったら私の事はお嬢様が守ってくれるって言ってましたよね?

來奈:
そうだっけ~♪

咲夜:
はぁ~(溜息)。ひとしきり甘えたんですからお風呂入って来て下さい。

來奈:
咲夜と一緒に入る。

咲夜:
それはマズイじゃないですか?

來奈:
いくわよ

咲夜:
いや…その…はい

SE:
シャァーーーー♪

來奈:
・・・…

咲夜:
お嬢様、聞いてよろしいですか?

來奈:
なに?

咲夜:
お嬢様は私が女の子になったから、裸見られても恥ずかしく無くなったと言う事ですか?
私の事を意識してくれないというか…恋人として、そういう対象として見れなくなったとか…

來奈:
何言っているの? 咲夜の中身は変わって無いんだから恥ずかしいに決まっているじゃない。

咲夜:
えっ?

來奈:
逆に、女の子のチップも積んでるから、私の裸に興味が無くなった可能性もあるから不安だったのは私の方だよ。 でもさっきから視線感じてたから、元の咲夜のままだと確認できて安心した。

咲夜:
あぁ‥‥見ていたの気付いてたんですか?

來奈:
それはアレだけ舐めまわすように、ガン見してたら気付くよ。

ムニュ♪(來奈が咲夜の腕に抱きつき、自分の胸の間に押し付ける)

來奈:
でも、こんな私のカラダでも喜ぶなんて‥‥こういう幼いカラダが好きなんて‥咲夜の…ロリコン♪ 

咲夜:
本当にスイマセン…! 

來奈:
まあ今の咲夜カラダだと、同じ歳だから問題ないね。 でも‥‥うちのクラブのメイド達の裸に夢中になって私の事を捨てないでね‥。

咲夜:
ナニ言ッテルンデスカ! 他のメイド達の裸なんか見るわけないじゃないですか!

來奈:
咲夜は今は女の子。これから女の子同士みんなと一緒にお風呂に入ったり、学園に行けば更衣室でお着換えもあるし‥‥女の子同士だとそういうのは無防備だし…ねえ?

咲夜:
ドウスルンデスカ! お嬢様!

來奈:
無理やり襲ったり、相手に嫌がるような事をしなければ問題ないでしょ?

咲夜:
問題ありますって! 

來奈:
それよりも咲夜は女の子の姿になっても魅力あるから。 メイドはメイド同士付き合う事が多いからね。 同性か両性かが多いから。 咲夜が他のオーナーやメイドに盗られないか本当に心配。今日、好意の視線感じなかった?

咲夜:
ソ…ソンナコト…ナカッタ…ト思イマス‥タブン‥

來奈:
感じたんだ。

咲夜:
・・・はい‥‥。 自分が置かれている状況に頭が混乱して眩暈してきました…

來奈:
上せる前に出よう。

咲夜:
はい

咲夜:
お嬢様、可愛いですよ・・・その顔、もっと見せて下さい…

SE:
くちゅ♪くちゅ♪くちゅ♪くちゅ♪

來奈:
あんっ! あぁぁゎあ! ダメっ! このっままじゃぁ! 大きくイっちゃう!

咲夜:
はあっ、大きくイって良いですよ! ほらっ! お嬢様っ! イケっ!

來奈:
あぁぁっ! ぁxxxxイクっ! xxxxxxxxxxx!

來奈:
あうっ! xxxxあぁ‥‥・あぁ‥‥‥あ・・・

咲夜:
大丈夫ですか?

來奈:
うん…飛んじゃった…幸せだよ…気持ち‥良かった…幸せ…咲夜…大好き…愛してる…

咲夜:
はいはい‥良かったです‥私も愛してますよお嬢様。

來奈:
次は咲夜の番。横になってぇ♪ イッて無いじゃない。 だからお口でしてあげる。

咲夜:
えっ? お口でするって‥‥私には今はついてないですし‥‥

來奈:
咲夜だってわたしにお口でしてくれる時あるでしょ? それと同じ。

咲夜:
お嬢様がしたいですね?

來奈:
うん♪ したいっ♪ だからさせてぇ~♪

咲夜:
はぁ‥‥射精するモノが無いんですから、イかないかと…

來奈:
良いからまかせてぇ♪

咲夜:
ひゃぐっ! ちょっとお嬢様、何を横に広げて・・・あんっ! 

來奈:
ほう…こうして…

咲夜:
あんっ! ナニを観察してるんですかぁ!

來奈:
ヴェルさんの説明通り、処女じゃないんだね。これなら安心して…

咲夜:
ちょっと何を…

SE:
くちゅん♪

咲夜:
うぉっを…中に入って‥イヤ…ヤメテ・・・

來奈:
これだけ濡れていれば、指を挿入(いれ)ても痛みは無いね

咲夜:
イヤぁああ…ナニこれ…わたしの中に…お嬢様が…入って来てる…気持ち…悪い‥

來奈:
それは困ったね…だったら‥‥

來奈:
皮を剥いて…こう‥

咲夜:
あぁあぁあんっ!

來奈:
同時に…中の…でばってきた所を‥ここ指を使って…

咲夜:
いやぁああああぁああ! ナニこれ! 亀頭が二つあるみたい! お嬢様ぁいやぁあ!

來奈:
あむっ♪ あむっ♪

咲夜:
あぁっ! あぁああっ!

咲夜:
うぉをぉぉおっ! あんっ! あんっ!!

來奈:
気持ちいねぇ~♪ もっと気持ち良くなってねぇ~♪ 吸ってあげるねぇ! イケっ!
じゅるるるるる!

咲夜:
うわぁあああああっ!

來奈:
女の子はイっても終わらないの…ここからが、本番! このボコっとしているところが…咲夜の…ボルネチオの端! ほらっ!

咲夜:
 あんっ! あんっ! ナニコレぇ!! あんっ! ああああっ!

來奈:
ほら快感に泣いて良いよ! もっと女の子として喘いで! ほら! 咲夜っ!

咲夜:
あんっ! あんっ! あんっ! 

來奈:
クリも指でさすってあげるから! 飛んじゃえぇ! 乳首も吸ってあげる!

咲夜:
あぁぁあんっ! ぐわぁあああぁああ! あxxxxxxxxx! xxxx!

來奈:
すこい締め付け! 指が砕けちゃうよ! おおおっ! 咲夜がイってる!

咲夜:
あxxxxxxxxx! xxxx! あぐんっ!

來奈:
咲夜だいじょうぶ? 

咲夜:
・・・ぅぅ・・・

來奈:
返事が無い。 完全に悶絶してる。 女の子として感じやすいのかな? まあ男の時も感じやすかったけど・・・女の子の方が全身で感じて、何度もイケるから気持ち良いって言うモノね。 男として感じるのに慣れてて、いきなり女のカラダでメスイキしたらこうなるのか。

咲夜:
すぅ…すぅ‥

來奈:
良しこれでOK。 どんな咲夜になっても私は…愛してるよ…おやすみ‥‥咲夜。

SE:
コンコン♪

ノーラ:
返事が無い。 やはり二人とも寝てるのかな。 ご主人様~入りますよ。

來奈:
すぴぃ~♪ くぴぃ~♪

咲夜:
うぅ~ん‥すぅ~♪

ノーラ:
たしかに、咲夜はご主人様の「友人」ではないと。まあそう思っていたけれど専属メイドで同性の恋人。 これは昨晩は激しい夜伽をして疲れ果てて寝たって感じですね。
普段とは逆に二人きりだと甘えるのが咲夜で寝る時はご主人様の胸で寝るのか。
ご主人様が攻めで男役、咲夜が受けで女役かな? 

がばっ!(掛けシーツを引っぺがす)

ノーラ:
ご主人様ぁ! 朝ですよぉ! 起きて下さい!
咲夜もご主人様のお胸で甘えてないで! メイドとしてのお仕事の時間ですよ!

來奈:
ひぃぎゃあぁ!!

咲夜:
?!

咲夜:
きゃぁあああああああっ!あう‥(涙)

來奈:
ノーラごめん寝坊した…おはよう。 咲夜、きゃあーって‥‥

ノーラ:
ご主人様、おはようございます。お返事が無かったのでメイド長権限で鍵を開けさせて貰いまして起こしにまいりました。朝食は執務室にご用意してあります。

來奈:
咲夜とメイド長とメイド秘書は安全の為にこの区画に自由に入れるんだよね。 起してくれてありがとう。

ノーラ:
それで咲夜! 昨晩の夜伽でご主人様に散々弄ばれたカラダを朝、ご主人様以外に見られるのはそれは恥ずかしいですよね? 

咲夜:
うぅ…(泣き)

來奈:
弄んでなんて・・・ちょっとは弄んだかもしれないけど…

ノーラ:
しかしここはエンパイアクラブ。今までと違うの。 ご主人様のメイドとしては夜伽の翌日の朝、ご主人様を起こし支度をさせるのが仕事です。 でないとまた今後もこのような恥辱に震える事になりますよ。

咲夜:
・・・はい、ノーラメイド長、申し訳ございませんでした。今後はこのような事が無いようにします・・・。

ノーラ:
解ればよろしい。 ご主人様の御仕度をして執務室へお連れして。私は先に行ってるから。

咲夜:
はい畏まりました。

來奈:
あの、咲夜、昨日はちょっとやりすぎたゴメンね。

咲夜:
いえお嬢様は悪くはありません。ノーラメイド長が言う通りしっかりしてない私がイケナイんです。 お嬢様、お支度して執務室へ参りましょう。

ノーラ:
どうぞコーヒーになります。

來奈:
ありがとう…飲み物もチーズも種類沢山だね・・・(フルブレックファースト‥‥これどうしよう…こんな量、絶対に食べきれるわけないよ!)

レイ:
この時間を使って朝のメイド長会議をしていまいますので、お食事はゆっくりでかまいませんので聴いてて下さいね。

來奈:
はい解りました。

ソニア:(小声)
ねえご主人様って見掛けによらず大食? 朝からあんなにお食べになるの?

咲夜:(小声)
いやお嬢様は小食。朝は小さいパン一個とチーズ一欠片くらいかな。あとジュースかミルクをコップ一杯が普段の朝食ですね。

ソニア:(小声)
だよね…なんか朝からレイメイド秘書とカリスト達が大騒ぎでキッチンで料理してから心配だったんだよ。 ご無理なさらずに残すように言った方が良いね。

咲夜:
ねえソニア、香水とかつけてる? なんか甘い匂いが強いような? 警護任務なのに大丈夫? 昨日はそんな香りしなかったし。

ソニア:
香水なんか任務の邪魔になるからつけてないよ。 朝シャワー浴びたからかな。 でも匂いは控えめなモノを選んで使っているんだけど。

咲夜:
そうだよねごめん。 私がオカシイのかな…

ソニア:
体調で嗅覚変化するし…それじゃない?

イルカ:
キュウゥ~♪

來奈:
私がキミ達の新しいご主人様だよ!よろしくね♪

咲夜:
お嬢様は水族館のオーナーであっても、この子達のご主人様では無いと思いますが♪
ご主人様はトレーナーさんだと思いますよ。

來奈:
そっか!

イルカトレーナーのお姉さん:
森くん、富ちゃん!
最後にもう一度、來奈オーナー様へ応援の挨拶を! お仕事頑張ってくださいね!

イルカ:
きゅうぃぃぃ♪

來奈:
うん! がんばるねぇ! ありがとうございます! 可愛いい! 

パチパチ♪(拍手している)

咲夜:
お嬢様良かったですね!

來奈:
うんっ! 超嬉しい!

モーナ:
ご主人様、次は館内をご案内いたします

來奈:
はい、お願いいたしますモーナ園長

SE:
ガシャンっ!

スリエル:
102号機以外動態反応なし!

水菜:
鈴音隊長! 周囲に敵性反応なし! 繰り返します周囲に敵性反応なし!

ガシ!(敵量産型アーマメイドコックピットハッチと接続ケーブルをブレードで切り裂き中のパイロットのメイドを救いだす鈴音)

鈴音:
ドクター、ここでよろしいか?

ソフィア:
はい! クランケをそのまま支えて固定していて下さい!

フランソワーズ:
ソフィアも落ちないように注意して!

小梅:
今回は助かるよね? 大丈夫だよね…

ラファエラ:
小梅、それより集中して! 残敵がまだいるかもしれない。
こんな時に攻撃受けたら回収チームは一たまりも無いんだから!

小梅:
うんそうだね、警戒に集中する

パイロット:
ごぼっ・・・

ソフィア:
信号回復。 急げば間に合うかも。

鈴音:
回収のVTOLはまだか?

SE:
ひゅぅううううん!

フロリー:
治療ポッド持って来ました!

優萌:
手伝います!

フランソワーズ:
優萌、地上部隊と回収目標は?

優萌:
報告します! 他回収目標は発見できず。地上部隊はフランソアオーナーの指揮の元、残敵を捜索しつつ回収地点へ移動中です!

フランソワーズ:
了解。

ソフィア:
この子が最後か。
 
SE:
コンコン♪

鈴音:
フィッツジェラルドの嬢ちゃん。 本隊の引率、助かった礼を言う。

フランソア:
優萌をちょっと補佐しただけ。フランソアはほどんど何もしてない。

鈴音:
優萌小隊長は心強かったと思うぞ。なんせ今回は私もすみれも居なかったのだからな。

鈴音:
それでForestのご主人様の嬢ちゃんが東アフリカくんだりまでワザワザ来て私に話とは何んだ?

フランソア:
う~ん・・・・・・日本に大至急戻ってほしい…

鈴音:
断る。

フランソア:
即答…

鈴音:
今、私がここを離れたらジャンヌの部隊だけでは、軌道エレベーターを護りきれん。
大体ナニがあった?

フランソア:
ちょっと手違いがあって、大変な事になっている。それでエステルとすみれがどうしても鈴音隊長の力を借りたいと…。

ただココも鈴音隊長の戦闘力が無いと無理なのも解るから‥‥フランソアが鈴音隊長の代わりにここに赴任。

一応テミスとイリーシャも連れて来たし。イーリスも持ってきた。
フランソアじゃ鈴音隊長の戦闘力の代わりには頼りない?

鈴音:
嬢ちゃん。嬢ちゃんはご主人様だろ? Forestの運営はどうするんだ。

フランソア:
フランソアがいない間は、紅葉と楓も手伝ってくれる。まあフランソアより楓や紅葉の方がオーナーとして優秀だし。 最悪マモンもいるし。

鈴音:
栗田源三の娘様達二人とDrフィッツジェラルドが代役ならたしかに心配いらないな。

アトロポス:
良かったお二人ともここにいらしゃった! 御休憩中申し訳ございせん失礼いたします!

鈴音:
キミはたしかイリーシャ君の奥方のアトロポス君だったね。

アトロポス:
はい! あのドクターソフィアがフランソアご主人様と鈴音隊長に大至急お話があると…

フランソア:
アトロポス解った。 鈴音隊長行きましょう。 アトロポス案内して

鈴音:
わかった。

來奈:
けっこう遠くまで見えるね。

咲夜:
良かった本当に偏向ガラスだからこちら側から部屋の中は見えない。

來奈:
心配してたの?

咲夜:
だって裸見られちゃうんですよ…みえたら大変じゃないですか…

來奈:
外から見えないといえば…

グラッ(ゴンドラが揺れる)

咲夜:
ちょっとお嬢様! 何こっちに来てるんですか! 危ないじゃないですか!

來奈:
一度してみたかったんだよね‥‥観覧車で一番上のとき、他のゴンドラから見えない

咲夜:
まさか…ちょっと!

來奈:
ちゅっ♪ うぅ~ん♪

咲夜:
うぅうぅぅう!

咲夜:
お嬢様…ナニをしてるんですか…

來奈:
だって夢だったんだもん‥‥観覧車の中でキスするの…

咲夜:
だからって…執務中ですよ‥

SE:
パシャパシャパシャ♪

來奈:
パシャパシャ?

咲夜・來奈:
ひぎゃぁあああ!

ソニア:
良い写真が撮れました! やっぱりお二人そういう関係なんだ! 昼間から大胆!

モーナ:
執務中ですよ…それに観覧車で他のゴンドラから見えないのは真上ではなくて真横です…。間違えたんですね…
 
舞子:
シェルムーンの前オーナー様ってどのような方だったんですか?

凛空:
どのようなと言うと…

希美:
一言で表現すると、お兄ちゃんなみの「変態ロリコンのメイドタラシ野郎」ですかね!

舞子:
お兄ちゃんなみデスカ…ソレはスゴイオーナー様ですね・・・。 そんなオーナー様のクラブがお隣のクラブだったわけですか。

希美:
前オーナーさんの事は置いといて、凛空さん。

凛空:
ナンデショウカ?

希美:
アレ、摘まみ出して良いですか?

舞子:
すみれ様ナニをしてるんですか?

すみれ:
ドアメイドです! お気になさらず!

舞子:
すみれ様がドアメイド‥‥

凛空:
先週まで、軍の方のすみれの部隊の派遣で業務が集中して、ウリエルメイド長から課されている「執務ポイント」がもう無いらしく…ウリエルさんから「邪魔だから実家で引き取ってくれ」と言われまして。

希美:
「また」ですか…それなら千歩ゆずって、すみれは妥協するとして‥

舞子:
あの梨音先輩は何故? それご自分のエーデンの店長の時のメイド服ですよね? 可愛いのですが…

梨音:
お車係メイドです! 

凛空:
梨音ちゃん休日を全く取ってなかったらしく、マリエットメイド秘書とアリエルメイド長からオーナー業務停止命令が出て、クラブを追い出されて行く所ないのですみれが先輩として面倒を見ているみたいで、梨音ちゃんもすみれに付属してきました。

希美:
あのですね凛空メイド長! うちのクラブは問題オーナーの産廃処分場じゃ無いんですよ。

舞子:
産廃…産業廃棄物…(苦笑)

SE:
ガチャ♪ ガチャ♪

すみれ:
オーナー様、お足元にお気をつけ下さい。

來奈:
はい! ありがとうございます! ってすみれさん?

咲夜:
えぇ・・・

梨音:
お車をお預かりいたします。

ソニア:
梨音オーナー? 何でここに? なんでメイド服?

舞子:
他のクラブのオーナー二人がメイド服着てお出迎えしたらそれは混乱しますよね‥

希美:
はぁ~(大きな溜息)希美は知りませんからね。 凛空さんがどうにかして下さい。

凛空:
凛空任せ? 希美ちゃん冷たいなぁ~

凛空:
來奈ちゃん! 咲夜さん、ソニアちゃん待ってたよ!  エンパイアクラブ・グリーンウッドへようこそ! 弊クラブはみんなを歓迎いたします! 

來奈ちゃんと咲夜さん久しぶり! うわ~咲夜さん可愛くなちゃって! 來奈ちゃんもお綺麗になって! 立派になったね~! 咲夜さん…咲夜ちゃんでいいかな? メイド服も似合っているよ!

咲夜:
はい‥ちゃんづけでかまいません凛空さん。

來奈:
凛空さん昨年ぶりですね…ご無沙汰しております。 

凛空:
まずはお茶と美味しいプリンを穏海が用意しているので! お兄ちゃんも待っているし!
とりあえず執務室へ行こう。

來奈:
はい、お世話になります。

ソニア:(小声)
咲夜って凛空メイド長とご面識があるの?

咲夜:(小声)
剛史オーナーとご夫妻でカナダの月空のお屋敷にお越しなった時にお会いしているから。

ソニア:(小声)
そうなんだ。 あちらのお屋敷では前はメイド服じゃ無かったんだ。そっか昨日もドレスだったものね

咲夜:(小声)
そうだね…

來奈:
(ほっ…ドレスにしといて良かった…)
二人とも! 行くよ!

來奈:
はいお嬢様!

アトロポス:
お二人をお連れしました。

フランソア:
梨々衣も呼ばれたの?

梨々衣:
はいそうですわ。

ソフィア:
アトロポスさん、ありがとう。 AURORAの無線完全封鎖って意外とメンドクサイね。フランソアさん、鈴音隊長わざわざお呼びしてスイマセン。 あと食事しながらで…スイマセン。 朝から食べてなくて…。 それで急遽お呼びした理由は…

ソフィア:
今回、量産型アーマメイドからチップ破損を免れ、保護に唯一成功したバイオメイドの個体を調べた所・・・この個体は橋本バイオメイドシリーズ。 橋本シスターズの新型バイオメイドだと解りました。

フランソア:
橋本のバイオメイドプラントは優奈によって停止されているじゃないの?

梨々衣:
わたくしが直接チップに管理者権限で接続したところ、個体番号、SN:36480、橋本製のバイオメイドと確認できました。

ソフィア:
ここから解るのは、タルタロスとは別のバイオメイドプラントがある事と橋本製チップが量産型以外にまだ存在している事。 この二点だね。 それと…

ソフィア:
このAURORAネットワークに干渉しチップを破壊するブレインブラスターは、アーマーメイドとチップが制御されているバイオメイドの組み合わせで実現されていること。

フランソア:
そのプラントを破壊しないと戦局は好転しない。どうにかしてそのプラントを見つけないと…手はないの?

ソフィア:
直接彼女に自分が作られた場所を聞くのが一番早いと思います。

フランソア:
直接?

フロリー:
どうにか命を取り留めることはできたんですが、ここの設備と私達ではここまでが限界で…しかし日本の国立人工生命科学研究所へ運んで、お姉ちゃん達や先生達なら意識を取り戻させる事が十分可能だと思います。

鈴音:
わたしが日本までドクターソフィアと梨々衣、そしてそのバイオメイドを届けよう。

梨々衣:
わたくしも優樹子先生と梨音とも話し合いたいので助かりますわ。

フランソア:
鈴音隊長の代わりはフランソアがちゃんと務めるからよろしく。

シフィア:
よろしくお願します。

アトロポス:
フロリーはこの子について日本に戻らなくて良いんですか?

フロリー:
まさか衛生メイドのフロリーが今、この地を離れるわけいかないでしょ。優萌もいるし…まあご主人様にはフレデリカとミーナがついているし…心配ないよ。

アトロポス:
そうですね。

ソニア:
咲夜、美味しい?

咲夜:
ハァ…ハァ…ナンデスカコレ…幸セスギマス…

來奈:
うわ~…目が完全にイってるよ・・・

來奈:
あの咲夜は甘いモノ苦手じゃなかった?

咲夜:
あむっ♪ うぅ~ん! 食べる度に脳の中に幸せがじわーっと広がる~♪
コンナノ知らない♪ ナニコレっ! これがプリンいちごパフェですか! 
あぁ~スバラシイデスっ!

來奈:
私の声、全然聞こえてないよ…

穏海:
こんなに美味しそうに食べてくれるなんて! 感激ですわ!

咲夜:
美味しいでしゅ♪

凛空:
お兄ちゃんなに? 味覚が変わった可能性が? あとエストロゲンの分泌? 特に今は大量に必要だから? さらにそれが満たされて血糖値が上がってβエンドルフィンがドバスパっと出て快楽に酔っている?

來奈:
エストロゲンて女性ホルモン? それが今の咲夜は大量に出ていると言う事ですか?

穏海:
なるほど~今、咲夜さんは急激に大人の女性になっていっているのですわね。 ホルモンバランスがそれで不安定と、そういう時はたしかに甘いものがとても美味しいですわよね!

ソニア:
ああ~生理周期とかのアレですね…さすが西園寺博士、そういう風に見るのか…

來奈:
咲夜が身も心も女の子に…

穏海:
來奈さん、それは女の子から大人の女にですわよ♪

來奈:
そっ! そうですね…言い間違えちゃった‥‥あははっ・・・(苦笑)

凛空:
お兄ちゃん・・・來奈ちゃんもご主人様として自分の専属メイドの咲夜ちゃんを満足させないとなって…それはセクハラっ!

來奈:
いや、剛史お兄ちゃんの言う通りエンパイアクラブのオーナー同士ですものね…。
そうですよね~生活全ての事であってエッチな事だけでは無いですものね、あははっ(苦笑)。 そっか私で満足させられるのかな…

咲夜:
甘い物に我を失って何て失態をしてしまったんだ‥‥

舞子:
穏海様と雪音お姉さん合作のプリンパフェはトンデモなく美味しいですから! 甘い物好きなら我を失っても仕方無いかと♪

ソニア:
それに穏海さんや雪音さん、大変喜んでたじゃないですか。 大丈夫だと思いますよ。

來奈:
しかし私の分のパフェ、半分以上咲夜に食べられるとは…まあその分、剛史お兄ちゃん達と色々お話し出来て良かったけど。 食べてると話せないしね残すよりは…

咲夜:
スイマセン…気づいたらお嬢様の分まで食べてました…

ミーナ:
皆さん! ちょっと待って下さい!

咲夜:
ミーナ?

ミーナ:
來奈オーナー様、すみれご主人様からオーナー様にお渡しすれば解ると、これを預かってまいりました。 咲夜お願いします

咲夜:
ミーナ、確かに預かった。

來奈:
すみれ先輩、もう揃えて下さったんだ! ありがとう。 それでミーナ、さっき言った通り公式な場でなければ咲夜達と同じように私にもタメ口で來奈と呼び捨てでお願い! 学園の同期のそれも同じクラスになるんだし…梨音先輩やすみれ先輩も周りにはそうしてるって…

咲夜:
お嬢様、そういう時は「トモダチになって下さい」と素直に頼むんです。 

來奈:
はい…ソウデスネ…

舞子:
あはっ♪

ソニア:
あはははっ!

來奈:
あのミーナ、私のトモダチになって下さい! お願いします!

ミーナ:
はいっ喜んで! これからよろしくね! 來奈!

舞子:
よかったね來奈!

來奈:
うんっ! 舞子ありがとう! ミーナこれからよろしく!

咲夜:
はぁ~こんなお嬢様だけどよろしくねミーナ。私もお嬢様と同じくA組になったからクラス同じだから、これからよろしく。

ミーナ:
はいっ! 学園では二人共クラスメイトですね!

ノーラ:
渡辺様、良二オーナー様、ようこそ!

充:
ノーラちゃん、いやノーラメイド長来たよ。

良二:
オーナーさんいるかな?

ノーラ:
すぐにお呼びいたします。

來奈:
渡辺様、良二お兄ちゃん。いらしゃいませ。私のクラブへようこそ!
どうぞこちらへ! お席にご案内いたします。

良二:
しかし來奈は少し会わない間に本当に綺麗になったね、びっくりしたよ!

來奈:
えっ綺麗?! 嬉しい! おめかししたかいがあったかな?

充:
梨音ちゃんもそうだけど良二の親戚の子って美人揃いだよね! 美人といえば

充:
咲夜ちゃん可愛いよね、指名できちゃったりする?

咲夜:
えっ?! わ‥‥私ですか? お嬢様! 良二オーナー!

良二:
可愛いメイドと見るとすぐこれだ。充、咲夜ちゃんは來奈の専属メイドだぞ。來奈オーナーどうする?

來奈:
渡辺様はこういうのが好みなんだ、咲夜も顔真っ赤にしちゃって。まあ渡辺様はたしかにカッコイイものね、仕方ないよね~。 クラブ外にお持ち帰りとかしなければ良いじゃないですか?

咲夜:
ちょっとお嬢様、何言ってるんですか!

美紗季:
充様、今週末に萌奈のお泊りコースの予約が入っているのに、他のメイドと夜伽。随分とまだ余裕がありますね。萌奈に伝えておきます。

咲夜:
やっぱり夜伽…ひぎっ!

充:
美紗季チーフ! 何故ここに?! 萌奈ちゃんに言わないで…アレ以上は月曜日出社できなくなるから! 無理だから!

良二:
美紗季ちゃんお手伝いご苦労様。邪魔してるよ

來奈:
飲物ありがとう

來奈:
長野メイド学校で面接ですか? でもたしか長野ってけっこう遠いですよね? 出張ですか?

レイ:
明日Forestで楓オーナー代理と紅葉マネージャーと会談の後、Forest駐屯地所属のVTOLジェットを貸してくれるそうなので、こちらに来ているフレデリカさんが操縦して長野へ向かいます。 夕方までにはこちらへ戻ってこれるそうです。 

明日の人員はご主人様、咲夜さん、ソニアさん、フレデリカさんで行って来て下さい。 あちらには千穂先輩とクレアさん、Forestの里緒菜メイド長が教官でおりますの指示を仰いで下さい。

來奈:
夜までにもどってこれるなら。わかった行って来る。

レイ:
お願します!

來奈:
でもこんなご主人様みたら、希望を出してくれている準メイド達ががっかりして逆効果になるじゃないかな…

レイ:
そんな事ありませんよ自信を持って行って来て下さい。

來奈:
ふぅ~どうにか一日乗り切った。咲夜~ただいまぁ~。ごめん会議が伸びちゃって…

咲夜:
ぐすっ…うぅ…(涙)

來奈:
咲夜どうしたの? 何があったの?

咲夜:
いえ…ぐす…何でもありません…ぅぅ(涙)

來奈:
何でも無いわけないでしょう! こんなに泣いて!

咲夜:
本当に何にも無いんです。 何にもないのに…涙が止まなくて…それ以前に、感情が、突然舞い上がったり、逆に落ち込んだり…自分で制御できなくて…私オカシイんです・・・(涙)

來奈:
もうちょっと具体的に事例をあげて‥‥

咲夜:
以前は絶対にそんな事ないような、本当にささいな事がとても面白くて大笑をしちゃったり・・・お嬢様のちょっとしたことで、心のそこから怒りがこみあげたり。
先ほども良二オーナーに綺麗だって言われて喜んでいるお嬢様見たら良二オーナーはお嬢様の親戚のお兄様なのに・・・怒り?嫉妬?が込み上げてきて。 渡辺様から私が可愛いっていわれて・・・絶対に男性から言われて嬉しいはずないのに…でもふわーと舞い上がって‥‥感情がコロコロと変化して頭オカシクなりそうです…いやすでにオカシクなってます!

來奈:
あ・・・

來奈:
ほら…咲夜、おいで

咲夜:
うぅ‥‥(涙) はい…

來奈:
よしよし。 あのね咲夜‥それは女の子にとっては「普通」のことなの。どこの世界でも言うんだけど日本の昔の言葉では「箸が転んでもおかしい年頃」とかいって、今の私達の年頃の女の子はとくに感情の起伏が激しいの。

あと今感情が爆発して混乱していると思うけど。こういうのを、気分不快障害といって、情緒不安定になって感情がコントロールできなくなる…特に生理前とか女性ホルモンのバランスが崩れる時期に起きるの。

だから女の子としては本当に普通の事なの。だから心配しないで

咲夜:
でもお嬢様がこんな風になっているの見た事ないですよ。笑う時もちゃんと自重されて笑うし、戸惑う時も私にどうにかして欲しいというサインだし…お嬢様としての顔を崩しませんし。

來奈:
うっ・・・ナニこの可愛い生き物…。 それはね、いつも咲夜が一緒にいるからで…いつも見られているし。咲夜の前でみっともない姿を見せると…嫌われるかなっと思って…。
女は好きな男の前では…飾れる生き物なの。咲夜は私にとって大人の男性だったし…

咲夜:
では今の私はお嬢様にとっては好きじゃないですね・・・

來奈:
そ…それは‥違うというか…あぁ‥ガマンできない!

來奈:
ちゅふ♪ うぅ~ん…ちゅぱっ♪

咲夜:
うぅ~ん…

咲夜:
お嬢様‥‥

來奈:
はぁ…はぁ・・・咲夜ぁ…咲夜可愛い。 咲夜の事を私の女として大好きだよ。 私は咲夜みたいな女の子が好き…。

咲夜:
お嬢様‥‥

來奈:
咲夜の事を私の女として抱きたい・・・抱いて良い?

咲夜:
・・・こんな私でよければ…お嬢様がしたければ…抱いて下さい…

咲夜:
お嬢様?! 何ですか「ソレ」? ちょっと待って下さい!

來奈:
えへっ♪ 西園寺メディカル製のニューロチップリンク式の装着式疑似ぺニスだよ♪ 本当は咲夜の為に剛史お兄ちゃんとすみれ先輩に相談して用意してもらってたんだけど、オマケでもう一本、私の分も用意してくれてて、ご自分のメイドを悦ばせる為に使ってねと♪

咲夜:
すみれさんから預かったスーツケースの中身ってそれだったんですね。
それに何その「一本買ったらもう一本オマケでついてくる!」アイスバーじゃないですから! それにニューロチップリンク式って…

來奈:
外部ディルト本体の各部にセンサーがあって対応するクリトリスへの刺激として変換して送信される。動きは私の膣内に入っているインナーディルトにも伝わる。
そしてわたしから分泌される愛液をインナーディルト内のタンクに溜めて私のオーガズムに合わせて放出、疑似的に射精感を味わえる。
外部ディルトの根本の上下には、咲夜のクリトリスに当たる位置に突起があって私の命令でバイブレーターを稼働させることができる…外部素材は西園寺メディカルの義手足で使用させている人工皮膚と皮下再現機構付きだから安全安心だし生身の暖かさも再現されている。 スゴイでしょ?

咲夜:
ナニその無闇矢鱈(やたら)に高性能な変態科学の産物のような大人の玩具は! ちょっとまって下さい、それを私の中に挿入(いれ)るってことですか?

怖いですよ‥イヤイヤ、それ男のオチン〇ンそのものじゃないですか! 私はゲイじゃありませんし! 女の子しか好きじゃありませんし! それ以前に怖いですよ!

來奈:
怖いよね‥‥私も咲夜に処女を捧げた時…怖ったし。 痛かったけど幸せだったよ? 

咲夜:
!? うっ‥‥

來奈:
でも咲夜は処女膜ないから痛くはないよ?

咲夜:
お嬢様はどうしてもそれでシタイんですか?

來奈:
うんシタイ。 咲夜を私のオンナとして抱きたい。咲夜と久々に一つになりたい。 咲夜がこれで抱いてくれてもいいけど…できれば私が咲夜を女として抱きたい。 抱いちゃダメ?

咲夜:
・・・うう・・・優しくして下さいね…

來奈:
うん…解った。

來奈:
咲夜ぁ~♪ ちゅうぅ~! うふぅ~ちゅ!

咲夜:
あぁ…お嬢様‥‥お嬢様の匂いに包まれている…幸せ…

咲夜:
もうちょっと角度を…そうです・・・

來奈:
こうかな? 意外と難しい

咲夜:
そのまま…腰を押し込んで…

來奈:
うん…

ぐちょっ♪

咲夜:
あぁぁぁあああっ!

來奈:
奥まで入った!

ぐちょ♪ぐちょ♪ぐちょ♪ぐちょ♪

來奈:
あぁんっ! 咲夜に包まれている‥あんっ! 気持ちいよぉ…咲夜は私を抱く時はこんな気持ちだったんだ・・・咲夜の事、愛しいよ・・・咲夜気持ちい?

咲夜:
・・・まだ良くわから…なくて…うっ・・・お嬢様、私の事は気にせず、気持ち良くなって下さい…

來奈:
駄目だよ…咲夜の事を気持ちよく…させたい‥あっそうだ忘れてた…えいっ♪

咲夜:
あぁぁぁあんっ! いやぁ~あぁ~! あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!

來奈:
おぉぉ~! 咲夜が感じてる!  中も自由に震えさせることが出来るんだコレ! それにこうやって上下に動かすこともできる! 咲夜、気持ちい?

咲夜:
あんっ!あんっ!あんっ!あんっ!
駄目ぇ! オカシクなちゃいまっす! やめてぇやめて下さいっ! うわぁぁああ!

來奈:
咲夜を私支配しているみたい! ほらもっと気持ち良くなって! 気持ち良くさせたい! 私の事を咲夜に刻み込みたい!
 
咲夜:
xxxxxxxx!!

SE:
パンパンパンッ!

咲夜:
xxxxxぁぁぁあぐあっ!! 

びくんっ! びくんっ! びくんっ!

SE:
ぶぅ~ん!

咲夜:
xxxxあぐっ!

びくんっ!びくんっ!びくんっ!

來奈:
咲夜…またイクっ! 受け止めてぇ!  うわぁっ!

びくんっ!びくんっ!びくんっ!

咲夜:
xxxxあぐっ!



來奈:
あんっ!あんっ!あんっ!xxx! うをぉ~! 咲夜ぁ! イクっ! うわぁっ!

咲夜:
xxxxxxxxxx!!っ! あぐぁ‥‥xx!

びゅるるるるっ!

ぶるんっ!ぶるんっ!ぶるんっ!ぶるんっ!

咲夜:
ぐわぁっ! xxxあっ!

じゅるぅ♪ 

ビクっ♪

咲夜:
・・・あっ・・・あうっ・・・

とろっ♪

咲夜:
・・・・・・・・・・・・・・・

來奈:
うわ~いっぱい溢れてる…何回疑似射精したんだろう? 気持ち良いのと征服感で我を忘れてた…、

さすがにヤリすぎてカラダがダルイ。ディルト洗うの朝で良いやタオルにまいてベッドサイドの引き出しに入れとくか。

來奈:
よし咲夜の引き上げ完了…これなら、これでもお互いの体温で暖かいし…。
そういえば今、何時だろう? まあいいや…頭働かない‥‥寝よう…おや‥すみ…

來奈:
すぴ~♪

咲夜:
うぅ‥‥う…

ノーラ:
ノックしても返事無いからこうだとは思ってたけど…
シーツ引っぺがそうにも殆どかけてないし。

ノーラ:
昨晩着てた服と下着が散乱しているって事は、シャワーも浴びずに、そのままシタってことでしょ。  何処まで盛っているのよ…。 これじゃ目覚ましセットしてあっても起きるわけないよね。

バサッツ! 小さいサブシーツを剥ぎ取るノーラ

ノーラ:
ご主人様! 咲夜! 朝ですよ起きて下さい! そしてダッシュでシャワー浴びて来て下さい!

來奈:
ひぃぎゃぁ! ノーラメイド長! おはようございます! 申し訳ございません! すぐに浴びてまいります! 咲夜!

咲夜:
うぅ‥‥ムリ…

來奈:
咲夜? ダイジョウブ?

咲夜:
ダメデス…。 動ケナイデス・・・腰が完全に抜けていて…カラダ全体が重くて…

來奈:
えぇ~!

ノーラ:
グレイス? 衛生兵お願い。 ご主人様の寝室。オーナー区画のロック開けとくからノック無しで良いから。 どっち? 予想通り最初は咲夜の方。 

ご主人様、グレイスが来るのでそのまま動かないで、咲夜をそのまま乗せといて下さい。

來奈:
はぁいっ! ご指示に従いますメイド長!


第一話 「Ring of Fortune」おわり