Ring of Fortune 第一話 そのその11
咲夜:
咲夜スペシャルカクテル、アルコール控えめで御座います。どうぞ。
來奈:
アルコール控えめって…咲夜のイジワル・・・
ぴとっ♪
來奈:
お部屋で夜景見ながらデートできるって最高…。
咲夜:
・・・・・・・・・
咲夜:
まさか私とのデートを今後はココで済ませようとか考えてませんか?
來奈:
インドア警備隊~♪ 一級在宅最高~♪
咲夜:
私がどれだけ、お嬢様をお日様の下へ行かせようと苦労しているか‥‥
來奈:
紫外線さよなら~♪ バイバイ♪ おーるらいとぉ♪
咲夜:
退院したんだし日課のお嬢様との散歩は再開しますからね。
來奈:
お外は悪い人いるからコ~ワ~イぃ~♪
咲夜:
ソニアが警護につき、あくまでクラブが管理している敷地内なら…
來奈:
お散歩は~咲夜と二人っきりがルールだし♪
咲夜:
そんなルールにした覚えはありません! ただ今まで二人だけだったからです。 それに何かあったら私の事はお嬢様が守ってくれるって言ってましたよね?
來奈:
そうだっけ~♪
咲夜:
はぁ~(溜息)。ひとしきり甘えたんですからお風呂入って来て下さい。
來奈:
咲夜と一緒に入る。
咲夜:
それはマズイじゃないですか?
來奈:
いくわよ
咲夜:
いや…その…はい
SE:
シャァーーーー♪
來奈:
・・・…
咲夜:
お嬢様、聞いてよろしいですか?
來奈:
なに?
咲夜:
お嬢様は私が女の子になったから、裸見られても恥ずかしく無くなったと言う事ですか?
私の事を意識してくれないというか…恋人として、そういう対象として見れなくなったとか…
來奈:
何言っているの? 咲夜の中身は変わって無いんだから恥ずかしい決まっているじゃない。
咲夜:
えっ?
來奈:
逆に、女の子のチップも積んでるから、私の裸に興味が無くなった可能性もあるから不安だったのは私の方だよ。 でもさっきから視線感じてたから、元の咲夜のままだと確認できて安心した。
咲夜:
あぁ‥‥見ていたの気付いてたんですか?
來奈:
それはアレだけ舐めまわすように、ガン見してたら気付くよ。
ムニュ♪(來奈が咲夜の腕に抱きつき、自分の胸の間に押し付ける)
來奈:
でも、こんな私のカラダでも喜ぶなんて‥‥こういう幼いカラダが好きなんて‥咲夜の…ロリコン♪
咲夜:
本当にスイマセン…!
來奈:
まあ今の咲夜カラダだと、同じ歳だから問題ないね。 でも‥‥うちのクラブのメイド達の裸に夢中になって私の事を捨てないでね‥。
咲夜:
ナニ言ッテルンデスカ! 他のメイド達の裸なんか見るわけないじゃないですか!
來奈:
咲夜は今は女の子。これから女の子同士みんなと一緒にお風呂に入ったり、学園に行けば更衣室でお着換えもあるし‥‥女の子同士だとそういうのは無防備だし…ねえ?
咲夜:
ドウスルンデスカ! お嬢様!
來奈:
無理やり襲ったり、相手に嫌がるような事をしなければ問題ないでしょ?
咲夜:
問題ありますって!
來奈:
それよりも咲夜は女の子の姿になっても魅力あるから。 メイドはメイド同士付き合う事が多いからね。 同性か両性かが多いから。 咲夜が他のオーナーやメイドに盗られないか本当に心配。今日、好意の視線感じなかった?
咲夜:
ソ…ソンナコト…ナカッタ…ト思イマス‥タブン‥
來奈:
感じたんだ。
咲夜:
・・・はい‥‥。 自分が置かれている状況に頭が混乱して眩暈してきました…
來奈:
上せる前に出よう。
咲夜:
はい
その12 へ続く