Ring of Fortune 第一話 そのその18
ソニア:
咲夜、美味しい?
咲夜:
ハァ…ハァ…ナンデスカコレ…幸セスギマス…
來奈:
うわ~…目が完全にイってるよ・・・
來奈:
あの咲夜は甘いモノ苦手じゃなかった?
咲夜:
あむっ♪ うぅ~ん! 食べる度に脳の中に幸せがじわーっと広がる~♪
コンナノ知らない♪ ナニコレっ! これがプリンいちごパフェですか!
あぁ~スバラシイデスっ!
來奈:
私の声、全然聞こえてないよ…
穏海:
こんなに美味しそうに食べてくれるなんて! 感激ですわ!
咲夜:
美味しいでしゅ♪
凛空:
お兄ちゃんなに? 味覚が変わった可能性が? あとエストロゲンの分泌? 特に今は大量に必要だから? さらにそれが満たされて血糖値が上がってβエンドルフィンがドバスパっと出て快楽に酔っている?
來奈:
エストロゲンて女性ホルモン? それが今の咲夜は大量に出ていると言う事ですか?
穏海:
なるほど~今、咲夜さんは急激に大人の女性になっていっているのですわね。 ホルモンバランスがそれで不安定と、そういう時はたしかに甘いものがとても美味しいですわよね!
ソニア:
ああ~生理周期とかのアレですね…さすが西園寺博士、そういう風に見るのか…
來奈:
咲夜が身も心も女の子に…
穏海:
來奈さん、それは女の子から大人の女にですわよ♪
來奈:
そっ! そうですね…言い間違えちゃった‥‥あははっ・・・(苦笑)
凛空:
お兄ちゃん・・・來奈ちゃんもご主人様として自分の専属メイドの咲夜ちゃんを満足させないとなって…それはセクハラっ!
來奈:
いや、剛史お兄ちゃんの言う通りエンパイアクラブのオーナー同士ですものね…。
そうですよね~生活全ての事であってエッチな事だけでは無いですものね、あははっ(苦笑)。 そっか私で満足させられるのかな…
咲夜:
甘い物に我を失って何て失態をしてしまったんだ‥‥
舞子:
穏海様と雪音お姉さん合作のプリンパフェはトンデモなく美味しいですから! 甘い物好きなら我を失っても仕方無いかと♪
ソニア:
それに穏海さんや雪音さん、大変喜んでたじゃないですか。 大丈夫だと思いますよ。
來奈:
しかし私の分のパフェ、半分以上咲夜に食べられるとは…まあその分、剛史お兄ちゃん達と色々お話し出来て良かったけど。 食べてると話せないしね残すよりは…
咲夜:
スイマセン…気づいたらお嬢様の分まで食べてました…
ミーナ:
皆さん! ちょっと待って下さい!
咲夜:
ミーナ?
ミーナ:
來奈オーナー様、すみれご主人様からオーナー様にお渡しすれば解ると、これを預かってまいりました。 咲夜お願いします
咲夜:
ミーナ、確かに預かった。
來奈:
すみれ先輩、もう揃えて下さったんだ! ありがとう。 それでミーナ、さっき言った通り公式な場でなければ咲夜達と同じように私にもタメ口で來奈と呼び捨てでお願い! 学園の同期のそれも同じクラスになるんだし…梨音先輩やすみれ先輩も周りにはそうしてるって…
咲夜:
お嬢様、そういう時は「トモダチになって下さい」と素直に頼むんです。
來奈:
はい…ソウデスネ…
舞子:
あはっ♪
ソニア:
あはははっ!
來奈:
あのミーナ、私のトモダチになって下さい! お願いします!
ミーナ:
はいっ喜んで! これからよろしくね! 來奈!
舞子:
よかったね來奈!
來奈:
うんっ! 舞子ありがとう! ミーナこれからよろしく!
咲夜:
はぁ~こんなお嬢様だけどよろしくねミーナ。私もお嬢様と同じくA組になったからクラス同じだから、これからよろしく。
ミーナ:
はいっ! 学園では二人共クラスメイトですね!
その19 へ続く