Ring of Fortune 第一話 そのその10

 
郁恵:
愛里栖! 今!

愛里栖:
了解!

郁恵:
この子達、今までのブラックハウンドと違う! 強い! 非殺傷って厳しくない?

愛里栖:
泣き言言わない! 次来るわよ!

まろん:
ハッ!!!

ブラックハウンドのメイド:
カッ!!!

夢結:
ちょっと姫! 殺しちゃダメなんですからね!

まろん:
手加減してる! 急所は外してる鎧で押してるはず。 肋骨くらいは折れてるかも?

SE:
タタタタタンッ

美里:
エミリー、ブラックハウンド、ポイントF41-A06に回収お願いします。
さくらさん、強化パラライザー弾の残弾が後マガジン1です。

さくら:
こちらも同じ、敵が硬すぎる。

郁恵:
さくらと美里は回収部隊と一緒に一度下がって補給して。郁恵と愛里栖は先行している鈴音隊長達に追いつく為にこのまま突破する。時間が惜しい

夢結:
私も姫のカバーに徹していたので残弾はまだあります。まろんと私も郁恵先輩達お二人とご一緒に先行したいです!

さくら:
いたしかたないか・・・解った。ここにはさくらと美里だけ残して、郁恵達は先行して。気を付けて。

SE:
タタタタタタっ!

SE:
シュゥ~ン!

フランソワーズ:
!!

咲夜:
・・・

SE:
カシャン!

フランソワーズ:
あぁ…!?

ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!

SE:
ズキューーーン! ズバババっ!

フランソワーズ:
ひぃぎゃああ!

SE:
ズバババっ!

フランソワーズ:
咲夜! 出来るだけ非殺傷で!

咲夜:
あの子達に施術されている洗脳チップは身体機能が稼働不能まで低下すると自動で脳破壊を起こす。 可哀そうだが、できるだけ苦しまずにコロシテやるしか無い。

フランソワーズ:
でも助かる可能性もあるし!

咲夜:
それに時間が無い。 アーマーメイドに稼働されたら、こちらでは対処ができない! まだ市外への退避が済んでいない対岸の松埼市へアーマーメイドに侵攻されたら一般人に甚大な被害が出る。

フランソワーズ:
そうだけど!

ウリエル:
二人共! 言い争いをしている場合ですか! 

SE:
ゴンゴンゴンゴンっ!

咲夜:
あの音は!

咲夜:
ポイベー・・・間に合わなかったか…

フランソワーズ:
ニューロチップブラスター…

ウリエル:
どうします? 鈴音

鈴音:
………


その11 へ続く