Ring of Fortune 第二話 その12
來奈:
これが私専用のコンバットスーツ・・・?
來奈:
何故、私専用のスーツがここに? それに以前に新規にすでに開発配備されているんですか?
すみれ:
「備えあれば憂いなし」 何事も準備しておかないとね。
アンジェラ:
最初から來奈を戦力として投入するつもりだったと。
ミーナ:
こんなご主人様でスイマセン。
フレデリカ:
サイテーだ、このご主人様。
ソニア:
これは間違えなく化け物ですね。
ノーラ:
流石に…これは…ドン引きです。
來奈:
化け物!? お願い!引かないでよ! トモダチだよね? 私のメイドだよね
ノーラ:
別にご主人様のメイドとトモダチであるからって引かないワケじゃないですからね。
ソニア:
「良い意味」で人間辞めていても、ご主人様のメイドとトモダチは辞めませんから心配しないで下さい。ドンビキはしますけど。
來奈:
あぁ・・・! 人間辞めてる…。
里穂:
ご主人様って人間じゃ出来ないし。
ロッテ:
そうそう化け物でナンボだから。
來奈:
先輩達、そんな事無いですから!
ノーラ:
まあ化け者なら安心して送り出せます。ご主人様、さっさと咲夜と悠名ちゃんでしたっけ? 新しいうちのクラブのメイドになるんですから、ちゃんと連れて帰って来て下さい。
すみれ:
里穂特務大尉、ロッテ大尉、守人で現地仮設指揮陣地の防衛お願いします!
フレデリカ、ミーナ、アンジェラ、ソニアはもしもの時、哲也博士とノーラとこの船の防衛をお願いします!
里穂・ロッテ:
了解しました!
フレデリカ・ミーナ・アンジェラ・ソニア:
はい!
ノーラ:
すみれオーナー、ご主人様をよろしくお願いします! ご主人様、ご無事にお戻り下さい! いってらしゃいませ! お帰りお待ちしております!
來奈:
うん行ってくる!
SE:
うぅ~ん♪
里穂とロッテがリフトが上がって行っている。
ノーラ:
里穂先輩達が乗るこのアーマーメイド、もりと?って言ってたよね。
ソニア:
そう、これが月空アームドインダストリーが開発した量産型アーマーメイド『守人』よ。現在は、すみれ先輩の機動部隊ロンゴミリアドに先行配備されている機体。
オリジナルの専用機に比べると性能は劣るけど、その分扱いやすく量産も可能。しかも、パイロットメイドなら操縦できるようになっている。将来的には、各国のメイド部隊にも配備されるかもしれないね。
ノーラ:
これがご主人様の会社で造られているって言うの? あるいみこれが商品…。
哲也:
すみれ、真理愛くん、ランドブラスターと変形機構はあくまでウーラノス用で今回は推力は規定値は出ているが機動性や反応速度は本来の性能の10パーセントも無い。その点を留意してくれ。
來奈:
変形?
すみれ:
解った!
真理愛:
了解いたしました!
真理愛:
ブリッチ退避確認、最終起動チェック終了。問題ありません
くま太:
すみれ、こっちもチェック終了だぞいつでも行ける
すみれ:
來奈ちゃん。本当に良いのね?
來奈:
はいっ! お願いします!
すみれ:
前部コックピット起動位置へ、続いて後部コックピット起動位置へ
SE:
うぃ~ん!
來奈のコックピットシートが首元へ引き込まれている
來奈:
おぉ…
ガシャン!
その13 へ続く