Shell moon のえんぱいあな日々 第四話 UNDER/SHAFT その18

 
仁香:
海鮮料理?

ソフィア:
ジャパニーズシーフードレストランだね♪

仁香:
木のお船が大皿になっている!
生魚初めてです。これはオマールエビ(ロブスター)?のスープ?
こっちは…ウニだ! お醤油をつけてライスと食べるですね。

ソフィア:
あはははっ! 伊勢エビのみそ汁。こっちが特産の金目鯛の刺身。まぐろもあるよ。
ウニは地中海とあまり味は変らないよ。あと鯵(あじ)。
食べられそうなものだけでもごはんと一緒にどうぞ。

仁香:
いただきます!
ご主人様、日本食というかここのお食事詳しいですね。

ソフィア:
ロンゴミリアドの本拠地がこの南東伊豆の特区だからね

仁香:
これは…ナニ?
まあ食べてみよう…

(岩海苔とワサビの小鉢をそっと箸ですくう)

仁香:
うっ…! こ…これは…また独特な…味ですね…

ソフィア:
あははっつ! ワサビが入っているからね。
ほら、早くオレンジジュースのんだ方が良いよ。

仁香:
はい…そうします…

ソフィア:
まだ着かないの…

仁香:
くすすっ♪ ご主人様、ほらもう展望台見えてますから!
というかまだ5分も歩いてないじゃないですか!
どんだけ運動不足なんですか。

ソフィア:
わたしはね、室内しか歩いちゃいけないんだよ。

仁香:
あははっ♪ そんな決まりはありません♪
ほら、行きますよ!

仁香:
海風が気持ちい!
それにこういう所から見る海も、新鮮ですね。

ソフィア:
まあ、住んでる部屋のバルコニーから海が見えるから、ありがたみが低いね。

仁香:
地元の観光地を、まずは知っとかないと!

ソフィア:
平日この時間なら空いてるし。
急ぐ旅じゃないし、夜までに東京のホテルに着けば。

仁香:
そうです! ゆっくり、ゆっくりですよ、ご主人様ぁ♪
でも、ご主人様はどこか行きたい所ございます?

ソフィア:
わたしは…仁香がそうやって笑ってくれる所なら、何処でも良い。

仁香:
ひぃぐっ! 不意打ちはズルイですよ…ご主人様ぁ…(真っ赤)

ぎゅっと仁香がソフィアの腕にソフィアにしがみつく。

仁香:
なら‥‥メイド仲間に行く前に教わったんですが…
お外でお部屋が時間で借りれる…その…所で…
ご主人様に甘えたい‥‥そのあと…

ソフィア:
ひぃぃっ! 仁香、そういうのは夜まで待とうよ? ねっ?

仁香:
えぇ…お腹いっぱいになったし‥するとですね…ちょっとエッチに…

ソフィア:
食欲が満たされたから次は性欲って…
それは刺激される中枢が近いけど…
だから…シナイとは言わないから…
そういうのは夜まで待って…途中で始めると目的地に着かなくなるから。
目的地に着くまでお預け!

仁香:(むくれてほっぺたふくらませ)
ぶすぅ~!

ソフィア:
この海岸線を行って…
よし、鶴岡八幡宮でも行こうかな。
「いざ鎌倉へ!」

仁香:
ご主人様のイジワル…。


その19 へ続く